障害受容×音楽の紹介2
☆前回の<障害受容×音楽の紹介>はこちら
https://shihoppi.com/a-thousand-years/
☆Fight Song
シホっぴ解説
2016年夏に生後たった8ヶ月の娘ゆりちゃんを連れて米国コロラド州へいき、アイカルディ症候群の患者家族会に参加してきました。(参加家族100家族)

そのときのカンファレンスの最終日の最後のセッションは、患者家族たちの写真を使った壮大なスライドショーでした。そのときに使われた曲です。
とても元気をもらえる曲で、前に進む力をくれる曲です。ちいさなゆりちゃん(my brave little worrier)のテーマソングとして何年も折に触れて聞いてきました。
一歩踏み出してみよう
I still got a lot of fight left in me まだまだやれるんじゃないか、take back my life song(英語が好きだった自分を取り戻して、自分が味わって力をもらってきた英語の詩や歌を必要な人に届けるべきではないか。海外生活をしていたからこそ持っているオープンネスな考え方だったりを共有することで、だれかの力になる道を模索してもいいのではないか)この曲を聴きながら、一歩踏み出してみようと日に日に思いが強まりました。
お母さんのメンタルヘルス
きっと母子一体となって必死で治療やリハビリに取り組んできた未就学の時期が終わったこと、無事に小学生にあげることができたことで、医療的ケアもこなれてきたりして、すこしゆとりがでてきたのだろうと思います。
お母さんのメンタルヘルス、お母さんの気持ちの変遷についても、いろいろと考えてきました。子供へ献身的に時間を捧げていることはすばらしいことなのだけれど、100%の力でケアに励んでいると、自分がなくなってしまう。Eventually you will lose you. だから、Take some me moments is important. 自分らしい時間a me momentをとることは大切だなと思っています。
一体私は何者なのだろうか
今は新しく始まった医療的ケア児、障害児との生活なんたるやを体で覚えることで精いっぱいだという人も、就学準備期から第三者介入、母子分離の時間がすこしずつ増えていき、すべてのアイデンティティがいったん医療的ケア児ママ、になったのに、急に子供が自分以外の人と過ごす様子を目の当たりにするようになって、作り上げてきたアイデンティティが揺らぐ、という時期が私にはきました。
時間ができて、一体私は何者なのだろうかと考えたり。すこしずつママの手を離れていろんな方と人間関係を気付いているゆりちゃんを誇らしく思うけどさみしかったり。
Don’t look at my child with special needs and feel sorry for us… Look at my child and be proud of what this family has overcome!!
憐れむ気持ちで見るのではなくてね、この家族たちがいまここにいること、アチーブメントを、何を克服してきたかを感じてほしい
私が自分らしさを大切にしながらやってみたいことに挑戦してみようという気持ちになっているということ、これはケアギバーの方々、家族の協力などサポート体制が整って初めてできたことです。
Fight Song 翻訳
Like a small boat, on the ocean
Sending big waves, into motion Like how a single word, can make a heart open I might only have one match, but I can make an explosion
海に浮かんでる小さなボートでもね、大きな波を立てることできるし
たったひとつの言葉だってね、心の扉を開けることできるんだよね
だから私、たった一本のマッチしか持ってないかもだけど、大爆発起こしてみせる
And all those things I didn’t say
Wrecking balls inside my brain
I will scream them loud tonight
Can you hear my voice this time?
言えてなかったことがたくさんあるけど、頭の中で鉄の塊が砕けるみたいなことがいま起きててね
今夜こそ言いたかったこと全部大きな声で叫ぶね
私の心の声、今度こそ聞いてね
This is my fight song
Take back my life song
I’m alright song
これは私のファイトソング
自分らしい人生を取り戻してたいなって思ってる
まだまだ自分は大丈夫でもっとできるよって証明する歌だよ
My power’s turned on
Starting right now I’ll be strong
I’ll play my fight song
力がみなぎってきてる
たった今から、私強くなるね
だから私のファイトソング聞いてね
And I don’t really care if nobody else believes
‘Cause I’ve still got a lot of fight left in me
自分以外誰も信じてくれなくても別に全然いい
私まだまだ頑張れる力が自分にはあるじゃんって気づいちゃったから
Losing friends and I’m chasing sleep Everybody’s worried about me
In too deep, say I’m in too deep (In too deep)
友達を失って、眠れなくって、みんなに心配されてる
どん底にいるみたいって。“私はどん底にいるんだってね”って、みんな言ってる。
It’s been two years, I miss my home
There’s a fire burning in my bones
Still believe, Yeah I still believe
故郷が恋しいけど、二年もたつしでも、私いま火がついたみたいだから、燃える炎が自分の中にあるって感じがするから信じたい、まだ信じてる
*ソングライター: Platten Rachel, Bassett Dave Richard
ではでは。