ポジティブ英語

心音に耳を澄ませ、呼吸の音に耳をすませ生きている。

心音に耳を澄ませ、呼吸の音に耳をすませ生きている。

障害受容×音楽の紹介

シホっぴ
シホっぴ
Chiritina Perriさんの曲、A Thousand Yearsを紹介します。

50 moms and 50 kids with one extra chromosomeという有名なダウン症の4歳の子供たちとそのママが車の中で、car pool karaokeカープールカラオケをしている美しい動画があって、数年前に少し有名になりましたが日本人の友人の中で話題になることはなかったので知らない人も多いのではないかと思います。

とても素敵で、美しく、勇気をもらえて、本当に大好きなので紹介しますね。

☆A Thousand Years

シホっぴ解説

恋愛の曲かなと思って聞いていた曲が、まったく違った意味を持ち始めることがあると思います。

苦しいときには、よい音楽を聴いて、すこし泣いて、それで前に進んでいけたらいいなと思います。

これは、大好きな子供が困難さを抱えて生まれてきたことに対してとても不安になりながらも、目の前で生きているわが子を見て、自分の子供への深い愛情を確認して、不安を払しょくし、これからも愛し続けられると確信して、すこしずつ、そう、ほんとうに障害児のあゆみはすこしずつだけど、前に進もうって、なにも恐れてないよ、大好きだよ、っていうそういう歌に聞こえてくるのですよね。(もう、そうとしか聞こえなくなってしまいました。)

シホっぴ
シホっぴ
Heart beats fastだったり、Every breathだったり歌詞の中に出てきます。

心臓が打っていること、呼吸のひとつひとつ、これらは、重症心身障害児の親としては、毎日毎日文字通り、注意を払っていることになります。

心音に耳を澄ませて、呼吸の音に耳をすませて生きているわけなので、とても響くのです。

そして、なんとかわいらしいhand sign(手話)。これ、みんなで練習して、手話しながら、歌えるようになりたいなって思うんだけれど、一緒にやりたい人っていますか。いらっしゃったら、ご連絡ください。待っています。

A thousand years 翻訳

Heart beats fast 速まる心臓の音
Colors and promises 色とりどりの世界 交わした約束
How to be brave? どうやって強くなったらいいんだろう
How can I love when I’m afraid to fall? どうやって愛したらいいんだろう なんか終わりがくるかもしれないとか考えだしたらこわくなっちゃって自信がなくなっちゃうんだよね
But watching you stand alone でも私の子、ここにいるんだもんね
All of my doubt, suddenly goes away somehow 

それだけで、疑うような気持ち、どこかに消えていく感じがした

One step closer一歩ずつだよね、ちょっとずつ進んでいけばいいんだよね

I have died every day waiting for you あなたに会えるの、毎日ずっと待ってた気がする
Darling, don’t be afraid, I have loved you 怖がらないで生きてほしいよ
For a thousand years あなたのこと、1000年分くらい愛してきたし
I’ll love you for a thousand more この先1000年も変わらず愛するからね

Time stands still 時が止まったみたいになって
Beauty in all she is そのままのあなたがとてつもなく美しくみえた
I will be brave ママは強くなるね
I will not let anything take away なにかが、あなたからなにかを奪うだとか、あなたがいなくなるだとか、そんなこと考えられないし、考えたくないし、そうはさせないし

What’s standing in front of me どんな壁が立ちはだかってもね、守るからね
Every breath このいまの一瞬一瞬の呼吸を守るからね
Every hour has come to this この一緒に過ごしてる時間を守るからね

One step closer 一歩ずつだよね

I have died every day waiting for you あなたに会えるの、毎日ずっと待ってた気がする
Darling, don’t be afraid, I have loved you 怖がらないで生きてほしいよ
For a thousand years あなたのこと、1000年分くらい愛してきたし
I’ll love you for a thousand more この先1000年も変わらず愛するからね

And all along, I believed I would find youいつかあなたみたいな人に会えるってなんか思ってた
Time has brought your heart to me 時がきて、実際にあなたが目の前に現れたよね
I have loved you for a thousand years あなたのこと、1000年分くらい愛してきたし
I’ll love you for a thousand more この先1000年も変わらず愛するからね

*ソングライター: David Hodges, Christina Perri

神様は私に期待しすぎていないか?

どうやって愛したらいいの when Im afraid to fall、子どもを失うかもしれないんだ、という事実は非常に重く、産後のメンタリティでは到底プロセスしえない、とてつもない苦しみでした。

どうしてそのような苦しみを神様は与えるのか、人生には順序というものがあるのに、どうしてそのようなことが許されるのか、かわいらしいこの赤ちゃんと過ごす時間はどのくらいなのだろうか、神様は私に期待しすぎていないか?

今も発作を見るのは苦しい。

このようなチャレンジにエントリーした覚えはない、how can I love when I’m afraid fallそのような気持ちを思い出しました。

また、time stand stillのところでは、てんかん発作で苦しむ娘を重ねました。時が止まったようになり、呼吸を止める娘。

シホっぴ
シホっぴ
自分のなかにある強さを全集中で絞り出しました。

Ill be braveと何度も何度もつぶやきました。Ill not let anything take away、そう、この憎き忌まわしきepilepsyてんかん発作が私の子供の体力を奪いとり、脳にダメージを与えている、悔しかった。今も発作を見るのは苦しい。

何年もの格闘ののち。

Seizure free まではいかないけれど、合う薬が見つかって、年齢と共に発作はマイルドになり、いわゆる、発作はするけれど、ひっきりなしではない、ある程度controlledされているという状態に今ようやくたどり着いています。何年もの格闘ののちに、です。

One step closerすこしずつ、本当に少しずつよくなっていったんだったな、なんて思います。

みなさんにとっても、大好きな1曲になるといいな。

A thousand years. xx

ではでは。