ポジティブ英語

おぼれている人がいたら、みなさんはどうするでしょうか?

障害受容×言葉の紹介32

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シホっぴ
シホっぴ
今回はおぼれている人のたとえ、について今日は書きたいと思います。

おぼれている人がいたら、みなさんはどうするでしょうか。おぼれている人は助けを求める声をあげることができるでしょうか。

言葉①

In my darkest days, I couldn’t reach out. Let’s stop telling people to reach out and start to reach in.

一番しんどい日々を思い出すと、私は助けてと周りに求められなかったことを思い出す。だから、なにかあったら助け求めてね、とか人にただ言ってるだけでは、助けられないことがあるからね、そうじゃなくてね、助けの手をこちらから差し出してみよう。

シホっぴ
シホっぴ
この言葉では、reach in すること、こちらから声をかけていくことが大切だと言っています。
言葉②

If you stay silent about the problem to keep the peace, there is a zero percent chance that the problem gets fixed. Kalen Dion 

問題があることに気が付いていながらも、波風をたてない(一時の平和を優先する)ことを優先すると、問題が解決される機会を逸してしまう、問題が解決されるチャンスは0パーセントである、と言っています。

シホっぴ
シホっぴ
傍観者になってしまうこと、の問題点についての言葉です。

おぼれている人のたとえの要旨。

おぼれている人のたとえの要旨はこうです。

(かつて英語で読んだのですが、原文を探すのが難航してしまったので、原文を付していなくて申し訳ありません。いくつかバージョンがありそうですが、自分が読んだバージョンに巡り合えたら後日付します。)

海でおぼれている人がいるとする。

海岸から(あの人はおぼれているのかなと)見ている人がいる。おぼれていることに気が付かない人もいる。

あの人おぼれているのかなぁどうかなぁって思っているけど、陸にいる同士で(あの人は大丈夫かなと)話しあっているばかりで動かない人もいる。

近くまで見に行く人もいる。大丈夫ですかと聞く人もいる。

誰かが助けの声をかけたのを見て一緒に助ける人もいる。複数人からの助けの手があるのを見届けてほっとしてその場から離れる人もいる。いろんな人がいる。

水中救命の基本的な知識だけれども、おぼれるときって案外静かに起きるのだ、という事実に注目したい。

必死で体力を温存して浮いている(顔だけなんとか水面上)姿勢をとっているとすると、おぼれる、というイメージとはかけ離れる。

バシャバシャ波を立てながら分かりやすくおぼれている人(を想像するかもしれないが)そんな人はむしろ少数で、おぼれるというのは、よっぽど静かに起きるものなのである。

遠目では、いや近くても、おぼれているかどうかさえ分からないかもしれない。

おぼれている人に、何がいりますか?と聞くことって、そこそこナンセンスである、と言いたい。

浮き具あるいは浮き具のようなもの、代替になるものが必要なのは、自明である。それをどうか、投げ入れてください。

つかめそうなところに。どれが(どの浮き具が)最適かわからない場合は、つかめそうなものを複数いれたらよいのだ。

そういいたい。つかめそうなところに。顔をなんとか出しているだけの状態の人に、何かいるか、どんな浮き具がいいか、なんて聞いていないで、これがいるだろう、とあたりをつけてすでに助けるのが助け方ではないだろうか。

おぼれていそうな人をなんとか浮かんでいそうだから大丈夫だと放っておくのでしょうか。

ほとんどぎりぎりで水面に顔を出してなんとか体力を温存しながら息をしている人を見て、おぼれているのかおぼれていないのか、陸からどっちだろうねと見ている場合でしょうか。

ほぼほぼおぼれている人が自らの声で、助けが必要だということ、どのような助けが必要かということ、これを陸にいる人に届く声で声を上げるのを待っているのって、正しいのでしょうか。

子供を亡くして悲しんでいる友人や、子供の病気が判明してがんばっている友人に、どうやって声かけたらいいかなんて本当に難しいです。

いいタイミングで、ちょうどいい言葉をかけたい、そんな風に思っている人は多いと思いますが、ちょうどいいタイミングでちょうどいいことなんてそうそう上手に言えません。

病児の子供の親にとって、誰かが気にかけてくれるなら、気にかけてくれるばかりでなくて一歩踏み込んでわざわざ声をかけてくれて、それを表現してくれるならば、それは、どんな時だろうと、いいタイミングです。それが浮き具です。

また会おう、こんど遊ぼう、つぎはいつ会える?って声をかけよう。それが浮き具だから。

Making someone feel seen, heard, and understood is the loudest way to love them. Wild faith  

見えているよ、聞こえているよ、わかっているよ、って(例えば必死で水面の上に顔を出して必死で泳いでいることを、頑張っているね・見ているからねと伝えること)そうやって感じてもらうことが、一番声高らかに愛する(応援する)方法だと思う。

浮き輪投げ入れて、自分も浮き輪もって、一緒に泳ごう。

できれば何人かで助けよう、助けに行っていることも陸で待っている人に伝えよう。レスキューの基本だから。

今は赤ちゃんが小さくて、赤ちゃんに病気が判明して、また入院で、また長くて寝れない夜で、そんな日が続いて、1ついいことがあってもまた1つしんどいことがあって、崩れ始めた家族のバランスを保ちきれなくてゆらゆらしてしまって、いろんなことが大変で、誰にも言えないくて・・・

そう、そんな嵐の中にいる友人がいたとしても、それでも、reach in しよう、こんな浮き具ありまっせって会いに行ってあげよう。

最後に大好きなブレネ―ブラウンさんの言葉をひとつ。

My mom taught us to never look away from people’s pain. The lesson was simple: Don’t look away: Don’t look down. Don’t pretend not to see hurt. Look people in the eye. Even when their pain is overwhelming. 

母が教えてくれたこと。

人の痛みから目を背けないこと。

このレッスンはシンプルです。見えないフリをしない。見下したりもしない。

心を痛めているのをわかっているのにそれに気が付かないようなフリをしない。

ちゃんと目を合わせること。その痛みがたとえ想像を超えるようなものだとしても。

And, when you’re in pain, find the people who can look you in the eye. We need to know we’re not alone- especially when we’re hurting. This lesson is one of the greatest gifts of my life. Brene Brown. 

そして自分がしんどい時は、自分の目を見てしっかり自分と向き合ってくれる人を探すこと。

特に心が痛いときに必要なことは、ひとりじゃないということを感じる必要があるんです。

この母の教えは私の人生において母から受け取った非常に大切な教えのうちのひとつです。(ブレネー・ブラウン)

シホっぴ
シホっぴ
大好きな海外ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役の俳優さん、マシュー・ペリーが亡くなりました。ご冥福をお祈りします

[フレンズ主題歌][和訳] I’ll Be There For You – The Rembrandts – YouTube

ではでは。