生活×日常風景(おすすめ本のご紹介)
どん底っていうのは、悪いことでしょうか。
底までいっちゃったよ、ってすごくいいことです。
怒り、絶望、暗い部分が暗いほどに、明るい部分は輝くので、いいことだなって思っています。
その時はそんな風に思えなくても、きっと思い返せば、
In the darkest nights, the stars shine brightest
一番暗い夜に、星は最も輝く、
だったりします。
きっと未来からみたら、あの日の暗闇を他の人が知らなくていいように、今私は(そのときに奮起して始めた事業を)がんばっているんだ!とか、
あの時の経験を経たからこそ得ることができた視点があって幸せだなぁ、とか、そんなふうに思えるはずです。
ぜひ、手に取っていただけたら嬉しいです。
◾️おしゃべりアリスの物語
子どもの最善の利益を考える中で生じてくる倫理的なジレンマ(家族・看護・病院間で行われた医療倫理の話し合いと意思統一の困難さ)について丁寧に描かれた本となっています。
この本に出会えて本当に良かったです。
萩原さんは、「私たちは、アリスちゃんのお母さんの気持ちをわかっていなかった。当然ですが、病院の生活は、調子が悪いときの一部にすぎないことを思い知りました」
と書いています。
時間が経ってからも一緒に考え続けてくれる、小児専門看護師さんの真摯で誠実な気持ちが、私にも伝わるようで、到底他人事とは思えず、自然と涙が出ました。
Bad newsの伝え方、インフォームドコンセント・インフォームドアセント、延命・救命、挿管・抜管、ガイドラインとは・・・などにも言及があり、非常に勉強になりました。
患者さん・ご家族の “ためにfor/to” ではなくて、患者さん・ご家族と “共にwith”
Patient and family centered care is working “with” patients and families, rather than just doing “to” or “for” them.
という大切なコンセプトも出てきます。ゆりちゃんの医療関係者の方々は、厳しい局面での決断等にあたり、時間を使って話し合いに応じてくださっています。
ゆりちゃんと、それから、私たち家族と“共に”伴走してもらっていると感じています。感謝ばかりです。
(気管切開をするという決断は非常に重いです。泣き崩れて逃げ回って、聞きまわって、本人の顔を見ながら四六時中自分の胸に問う毎日を経て、正解が分からないながらも、重大な決断をしています。
まだ飛べないと足がすくむ家族の手を握ってくれる日もあれば、背中を押してもらった日もあります。
術前は安心して思いを吐露できたこと、こわかったこと、術が滞りなく行われてほっとしたこと、術後は気丈に見えたらしいが決断が合っているのかすぐには分からないから実は参っていたこと、やっぱり気管切開の孔を見るのは辛かったこと、がんばって手技を覚えたこと、訪問看護師さん訪問医さん、いつもそばで見てくれて、ありがとうございます。
気管切開記事はこちら⇒ 気管切開の決断にいたるまでの苦悩と結論。)
◾️The mountain is you
この本に何度も何度も救われています。
自分が越えなければいけない山は自分なんだ、自分のアッパーリミットを設定しているのは、自分なんだ。
今日が最低最悪な日を過ごしている人がいたら言いたい、
Rock bottom is very often where we begin on our healing journey
どん底っていうのは、癒しの旅が始まる起点なんだ。
Rock bottom becomes a turning point because it is only at that point that most people think: I never want to feel this way again.
どん底っていうのはターニングポイントなんだ、もうこんな風に感じるのは2度とごめんだ、そう思うところが切り返し地点になるんだ。
That thought is not just an idea. It is a declaration and a resolution.
ただ(もうごめんだと)考えた、っていうことはただごとではなくて、それは意志表示・意志表明なんだ。
読んでいると、変わりたい、カタチにしたい、何を恐れているんだ、いつまで待っているんだ自分は!と強く鼓舞される本です。
◾️悲しみに親しむ心 対人援助のまなざし
全ページが輝いて見えます。
作者の方にファンレターを送ろうと思っているくらいです。
(抜粋)否定的な思いを否定されずにそのまま温かく他者に受け取ってもらえたとき、私たちは安心を感じ、次第に生きることへの肯定感を取り戻します。
(抜粋)あなたが苦しみや悲しみを背負いながらも誠実に生きようとすること、またその体験から真摯に学び生き方を変え深めようとすることを応援しますよ(という対人援助のまなざし)。
いやぁ素晴らしい本に出会えちゃいましたね、(Transview取引代行)書店さんで、タイトルに魅せられ出会えちゃいました。(つい先日出たばかりの書籍です、ぜひ対人援助職の方、ご一読ください。)
続いてこちらです。
◾️EKR
Jeniffer Lopez の morning routine が complete with daily affirmations だということを知っていますか。
2022年4月のインスタグラムで見せてくれたスキンケアのモーニングルーティンの締めくくりで、その日のアファメーションカードを引く様子が配信され、話題になりました。
Just setting myself up right for the day with the right intentions and the right thoughts
つまり、その日を良き意図・思考を持って過ごせるように自分を整える、
feed my soul
心に栄養を与えるの、J LO のような大成功している人が、シャワーをした後にすぐ引きやすいようにと、カードデックを洗面所に置いているのに感激した私は、影響を受けて、このルーティンを取り入れることにしまして(笑)、
いくつか検討した結果、評判の良かったこちらのセルフケアの52枚組のカードを使っています。
アファメーションの文章を作成して日々読む、みたいな個人的なcredoみたいなものも作ってみたいけれど、文章を練るのにそもそもエネルギーがいりますよね。
ご機嫌を自分でとれる素敵な大人になりたいものですね。
”It’s going to be a beautiful day. I choose happiness.”
ジェニファー・ロペスになりきって、今日は素晴らしい一日になるわ、私は幸せを選択する。って毎朝言ってみるのはいかがでしょうか。
◾️りゅうちぇるさんの本
慈愛に満ちていて、優しい、魅力的。
NHKなどに出て生きにくさを感じる人たちへの力強いメッセ―ジを伝え始めた矢先の訃報にショックを受けた人は多かったと思います。
もっと聞きたかったな、本当の自分を大切にして変化していく姿、ぺこちゃんと築く新しいかぞくのカタチ、もっと見ていたかったな、そう思っています。
超大好きな絵本のリンクも貼ってみます。
クリスマスギフトにいかがでしょうか?
◾️The Little House (邦題:ちいさいおうち)
丘の上のちいさいおうち。おうちのまわりに道路がひかれ、馬車はなくなり自動車が走るように。
線路がひかれ、高層ビルが建築され、地下鉄が掘られ・・・変化していく街。
もう日も当たらない、大都会のちいさいおうち。
建築の勉強をしている人にもファンが多いそうですよ。
◾️Bear Snores On(邦題:くまさんはねむっています)
◾️Good Night Moon
◾️The Tiger Who Came To Tea (邦題:お茶の時間にきたとら)
◾️しゅんくんと見ている動画です。
赤ちゃんってどうやって生まれてくるの?と聞かれたときに一緒に見ることに決めて、以来、定期的に見にいっている動画です。
特に、最後の8分のところの赤ちゃんがうまれてくるところが(音楽もあいまって)感動的です。
「魚が競争をして、1番の魚がたまごに入る」「2番は入れない」「しゅんくんが、1位だった」
と、いうことになっていまして、この動画を見るときは、しゅんくん的には、魚の運動会なので(笑)そのようなアナウンスを求められます(笑)
「もも組しゅんくん速いです、がんばってください、しゅんくん頑張っています、転んでしまいました、最後までがんばってください、追い抜きました、一位です」
といった中継をしながら見ています。
(裏テーマRock Bottomとの関係が気になる人がいますかね(笑)、いろいろな試練を乗り越えて生まれてきたことそのものについて考えることが、自己肯定感が高まることそのもののように思っています!)
しゅんくんとお家で歌っている超前向きソングも貼っておきます。
笑顔のたね、めっちゃいい曲です。
メロディが覚えやすいので、替え歌とかも作りやすいですよ。(え?!♪シャンプー、しないと、くさい、とか適当な歌もお風呂に入りながら量産しています・・・汗)
しんどい時は、本や音楽や動画を駆使して、気持ちを上向かせて、安心して弱音を言える友人なんかに急にメールでも入れて(私にも連絡カモンヌですよ!)、
今日も笑って過ごせますように。
ではでは。