ポジティブ英語

壊れたキャンドル

壊れたキャンドル

障害受容×言葉の紹介25

☆<障害受容×言葉>の一覧はこちら
https://shihoppi.com/tag/words/

シホっぴ
シホっぴ
今回はLiz Liles Wagonerさんの書いたLight from a Broken Candleというピースを紹介したいと思います。

I like this analogy and hope you like it, too…

I like this analogy and hope you like it, too…

このたとえが気に入っています。

みなさんも、ご自身に引き寄せてapply to your life 読んでみてください。

気に入るとよいです。

英語の詩を楽しみたいかたは、過去記事もどうぞ

オランダへようこそ⇒
https://shihoppi.com/holland/

病者の祈り⇒
https://shihoppi.com/fight-quietly-at-first/

*また、リクエストをいたただので、近日、ベイルートへようこそ(自閉症児子育ての抱える大変さについて、オランダへようこそを、リライトした作品)も全訳予定です。

カフェで出会った英語を話すご夫婦

先日、カフェで出会った英語を話すご夫婦に、ゆりちゃんと過ごす姿を褒められたのですが、そのときに、彼らは、別の親子と私を比較しました。

シホっぴ
シホっぴ
そこで私は、いくつかのことをお伝えしました。
  • ゆりちゃんとの生活は、穏やかなオランダの風車やチューリップが素敵だな、ゆっくりでも素敵だな、と思いながら小さな命の尊さに目を向け、感謝の気持ちでいっぱいな気持ちを存分に味わっていること。
  • ただし、1人1人にとっての感じ方は大きく異なるということ。
  • 私だって切羽詰まった顔をして周りが見えなくなっている日だって経験してきたから、そのご家族の様子は他人事ではないということ。

絶望の渦中にいて、子供と向き合えていないそのご家族を決して過小評価してほしくないという気持ちから、ベイルート(戦地)に身一つで投げ出された人、という目線で書かれたこの詩の存在についてお伝えしました。

また、こちらもどうぞ

ブレネ―・ブラウンさんの、vulnerability脆弱性についてのTed Talk動画に関する記事

https://shihoppi.com/fragility-of-heart/

壊れたキャンドルについて アナロジー 訳

シホっぴ
シホっぴ
では、キャンドルについてのアナロジーを訳します。

“Tonight, I walked in from the store with my arms full and a brand new candle in my bag. As I struggled to get it all on the counter, one bag dropped and I heard the glass break. 

今晩、お店でほしいものがいろいろあっていろいろ買ったので、腕いっぱいになっちゃって、帰宅しました。素敵で一目ぼれして買った新品のキャンドルも袋に入れてました。買ってきたもの全部をキッチンカウンターに乗せるのに手こずっちゃっいました。それで、うっかりひとつの袋を落としちゃったんです。ガラスが割れる音がしました。

My brand new candle was ruined as the glass shattered. Frustrated, I was ready to throw the whole thing away. 

私の新品のキャンドルはガラスが砕け散ってすっかりだめになってしまいました。いらいらしました。全部捨てようと、捨てるぞ、と捨てるつもりになりました。捨てるしかないですよね。

My husband refused to let me do so. “It will still light; it will still serve its’ purpose,” he stated. Immediately, I began to argue back…. “But it’s broken and ugly and glass is everywhere. It’s just not the same.”

しかし、夫がそうさせない、というんです。まだ火がつくじゃん、と。キャンドルとしての役目は果たすよね、と。いやいやいや、即座に、反論しました。壊れたんだし、見栄えがわるいし、ガラスが飛び散っているよね、こんなのじゃ、もはや同じではないし。捨てたかったです。

I walked away and when I came back, he had placed the candle on the counter and lit the wick.

いったん離れて帰ってくると、夫はカウンターにキャンドルを置いて、芯に火を灯したのです。

My heart immediately was drawn to the light. 

すぐさま、灯された光に心を奪われました。とても魅力的でした。

How often do we do this in our own lives or with others? Things don’t turn out the way we 

want them to. Plans fail. Dreams shatter. Goals hit the floor. People break our hearts. And we are ready to throw the whole dang thing in the trash. Even though it can still light…. still shine…. still bring the fragrance of goodness. It just may not be pretty or in the package that we wanted or imagined.

こういうことって実際の生活で、どのくらい起きるでしょうか。誰かとの関係性の中で、起きているでしょうか。思っていたようには、事は運ばない。計画は崩れる。夢は砕かれる。ゴールは達成されない。人々は裏切る。それで、もう全部捨ててしまえ、と捨てようと、もう捨てる準備ができている、とあきらめてしまえ、そう思うあなたがいる。まだ、火が灯るのに。まだ輝く余地があるのに。すごくいい香りがするのに。見た目は美しくないかもしれないし、パッケージは思い描いていたものとも欲しかったものともかけ離れてしまったかもしれないけれども。

Tonight, may we all be reminded that even in the brokenness and cutting edge of life, there is still goodness and purpose and light. We simply must be willing to not throw it all away and allow the redemption to take place. 

でも今晩言いたいことは、ブロークンネス、たとえ壊れているんだとしても、人生のきわどい淵を歩いているようなそんなときなんだとしても、そう、価値があってね、目的は果たされるしね、それにね、輝きだってあるんだよね。それのリマインダーだと思いませんか。投げ捨てちゃおうだなんて早まらないで。単純なことだけど、まだ投げ捨てないほうがいいんだよってこと。そのキャンドルの入っていたガラスは砕け散って犠牲になってしまったけれどね、約束された目的は果たされるんだから、それでいいじゃない。そう考えると、救いがあるよね。キャンドルを救済してみようよ。

There are times that our story will simply speak a little louder and impact even more people when we are willing to allow the broken places of our life and story to shine for others to see and understand.”

自分の壊れている部分を赦して、その壊れちゃったんだっていうそのストーリーを人の目にさらしてみたらどうかな。壊れているんだとしても、ものすごく誰かにインパクトを与えるかもしれないんだ。ひょっとすると壊れてないキャンドル以上に。壊れたキャンドルにも光を灯すことができる。その光って、自分で思っている以上に、人を助ける。暗闇では光が必要だからね。一人一人のストーリーというのは、価値がある。人がものごとをよくみれるようになったりするし、理解を進ませたりすることもあるんだよ。

シホっぴ思考

沖縄の旅行の最後のランチの時間に、貝殻をいただいた。

朝採れのフレッシュな貝殻だ。

朝早くから誰かが笑う顔を想像して貝殻を拾っていた人がいたことを覚えるだけで、今も胸がいっぱいになる。

思い出がいつまでも心を支える。

磯の香がすこしして、海を思い出せる貝殻だ。

可愛く瓶に詰められて可愛いラッピングがされていた。

貝殻についてみんなで話していた。

貝殻についてみんなで話したあの時間がとってもprecious愛おしい。

石鹸をおいてもいいし、大きなものだったら洗面器にもなるし、欠けてしまえば洗面器にはならないけれど、それでもいい。ならべておくだけでもいい。

色を塗ってもいいし。

何ができるかできないか、じゃなくて、ただのBE。

ただの、I am here for you. いる、ということ。

完璧であるかどうかということではなくて、その体中から発せられる、ただのBE。

存在。

貝殻を集める人、貝殻を集めてもらって嬉しかった人。

そういうことをこの大好きなキャンドルの詩を読みながら考えています。

ではでは。