生活×日常風景
今も日々英語学習中
わーきゃー言いながら、日々英語学習中です。自分の壁を認識し、憧れのレベルの人達とXなどで交流しながら、日々努力しています。
今日はいつもと内容をガラッと変えて、医療的ケアのある子どもを育てる障害児の母になった私が、子供のことも大事だけど、英語だけで生活していた4年間があるので、自分のアイデンティティー形成の上では欠かせない、“英語”について書いていきます。
僭越ながら、リクエストの多い、英語学習について、書いてみようと思います。
いつから英語が得意だったのか?
英語に関する質問を受けることがたびたびあるのですが、そのうちの一つが、いつから英語が得意だったのか、という質問です。
留学前から仕上がっていた、という回答を期待されることがあるのですが、そんなことはないです。
(最近会った高校時代の友人によると既にできていた印象、と言われました。間違えることは厭わず、英語を使う、みたいな度胸はあったかもしれませんが、冷静に考えて仕上がっていたわけ“ない”です。ただ、稚拙な表現でも英語を使って話してみる勇気があったのは事実かもです。)
得点源は英語ではなくて数学だった
実は、あまり真面目に英単語帳を1冊仕上げた記憶がない私。英語の検定の類のスコアアップのノウハウには無頓着な私。
科目としての得点源は英語ではなくて数学だったし、英語は、好きだけど、学年にたいがいいる帰国子女の子や1年留学帰りの子などに比べると実力差がある、という感じでした。
高校在学中に英検準1級とっちゃったよ、みたいな輝かしい記録があるといいのですが、英検は、たしか、2級まで取っていたよ、という感じだったと思います。(ちょっとほっとしたでしょうか。普通でした、普通。)
高校卒業時に受けたTOEFL
高校卒業時に受けたTOEFLのスコアは海外大学undergraduateに入るのに必要なスコアのぎりぎり手前くらい(たしか当時=今でいうITPなるものの495)、でした。
英語に力をいれている高校などで留学準備を頑張っていた人の中には、500前半~半ば(か、もっと)を出せる人もいて、そういった人は準備期間なく、入学が叶う人もいます。
インター育ちではない私の場合、1学期間は準備、からの、米国4年生大への留学をしています。(これは実は順調な方で、この準備期間が1年半くらいになる人も、入学の壁をこえることなく留学を諦める人もいます。)
在学中
在学中は、日本人の仲間との交流も保ちつつ、同じ学部では日本人は珍しかったので、英語のみで過ごす時間多め、課外活動などにも積極的に参加して、インターンシップの機会ももぎ取り、図書館に昼夜問わず出没(真面目!)、週末は飲んで踊って(ってこれは好みですけどね!)、キャンパス内ではチューターとしてアルバイトをみっちり入れておりました。
そう、留学生活、謳歌しておりました。つまり、英語にどっぷりつかって4年間過ごしています。
という私 で・す・が、英語の習得が済んでいる、みたいに思ったことがありません。
英語学習について
英語教授法の専攻とかではないので、英語学習についてなんだかんだと話す権利があるのか分からないのですが、気がついたら、“英語上級学習者”の地点まで来ていたので、英語学習についてちょっと発信していいかしら、と思うので(勘違いだったらごめんなさい!)、ちょっと書いてみます。お手柔らかにお願いします。
帰国直後に、TOEIC準備ゼロで1発で975点を出しています。(準備ゼロ=かろうじて直前に何問あって何分の試験なんだ、って確認したかしないかくらいの感じ)
そして、帰国して10年以上たって、ふと思い立って受けることを決めた英検1級。準備ゼロで一発合格しています。(これが3年前です)
英語については、3年前から自分らしさとの出会い直し、という名目で、英語との向き合い方を変えています。
帰国してからほったらかしにしていた英語ですが、私まだまだレベル低いじゃん!って3年前に英検に合格したときに気が付きまして、そこから英語のレベルを上げようと初めて意識して過ごしています。(それで、そんな簡単にレベル上がっていかないので、とほほですが。)
構文をとる
まず、(すごく日本で英語勉強した人らしい発言ですが)一通りの基本的な文法を終えたあとは、構文をとる、っていう勉強は結構大事だと思っています。
構文をとること、については実は熱心に教えてくれる先生との出会いがあって(東進ハイスクールの名物講師であった、永田達三先生がやっていた永田塾生で、可愛がってもらっていましたin高田馬場)、高校1年生から2年生のころだったと思いますが、どっぷり永田式を崇拝していた時期があります。
他動詞のあとに目的語をとらないと気持ち悪いこと、だとか、それを受動態にしたときに英語が文としてコンプリートしているか、とか、名詞句から始まる文章に変えてみる、とか、そんなことをしていた気がします。
主たる主語述語がどれなのかを掴むこと、副詞句を見分けること、そういったことへの意識を早い段階から持っていました。
(これは、動詞の性質を捉えられないとつい日本人は目的語抜けとか補語抜けの未完了な文を作ってしまいがちなのですが、そうすると、お相手は文がコンプリするのを待っているというか、だんだん怪訝な顔になってしまうんですよね。それを防げるだけで、かなり“こなれ”ます。)
アウトプットをする
本当に真面目ではなかった私が、どう英語を身に付けていったか、というと、このアウトプット機会が楽しかったからだと思います。
2つやっていたことがあって、1つ目は、米国大卒の英語の先生とやっていた、クリエイティブライティングです。
学校の屋上に出て、英語で思いつくままに詩を書く、とか、映画を途中まで見てそのあとの続きを考える、とか、ティラミスの作り方を英語で発表する、だとか、そんなことをしていました。
これは、添削を繰り返して(ドラフト1⇒ドラフト2⇒ドラフト3⇒ファイナル、のような感じで推敲していく)ワードで書いていました。次々自分らしい作品がうまれていって、絵を添えたり、デコレーションしたりして、最後はポートフォリオにまとめました。
2つ目は、ジャーナリング、です。ライターズジャーナル、という名前で呼んでいました。こちらは手書きです。一丁前に、“書き手”気分で、書いておりました。
自己紹介、他己紹介、日々感じていること、映画の感想、新しく覚えた表現、自分でお題を決めて好きに書いていました。
これは、完成度は高くなくてよくて、コンテンツ重視、たくさん書くとほめられたので、たくさん書いては、先生に見せて、褒められていました。
何冊書いたかなぁ。これらが面白かった。やっぱり英語はコミュニケーションツールだから、アウトプットして伝える、伝わる、これが楽しい。
単語学習について
ターゲットなどの単語帳を覚えていく作業なんかは、あんまりおもしろいと思ったことがなかったです。
上に書いたとおり、ライターズジャーナルにたどたどしい英語で書く作業が楽しかったから、苦手な単語学習とそれを組み合わせたりしていました。
地味な単語暗記の作業を少しでも楽しくしようと、ジャーナルの方に、新しく習った単語から派生して思いついた何かを書いたり、単純に“単語覚えること“についての雑感をジャーナルに書いたりしていました。
小学校高学年のとき、国語の漢字で例文を作る欄があった気がしますね、あれと似ていますね。オリジナル例文を書くのって楽しいですよね。
どうでもいいことを思い出しましたが、私は欲、という漢字の時に、例文で、”人間には食欲、睡眠欲、生欲、の三つの欲がある“、って聞きかじりたてのことを書いて、担任が(誤字だしw)爆笑していました。
なんていうどうでもいいんです。思いが乗せやすいオリジナルの例文を書き加えたりするのって、本当楽しいですよね。
暗記が苦手な人は例文で
覚えるという意味では1:1でどんどん頭に入れられるならそのほうがいいかもしれません。
ANKIというアプリなんかを使いこなして、忘却曲線を味方につけてばんばん記憶していく人とかを尊敬しています。
使ってみないと覚えられないタイプの私は、言葉のニュアンスをより正確に捉える作業を丁寧にすることで、使える状態にしていくことを意識していました。
日本語と一対一対応ではないですからね。効率がすごく悪いのですけど、どんなふうに使おうかな、どんなシチュエーションで何を言おう、っていうのを考えるのって、本当に楽しいんですよね。言語ですからね。
(今も単語の増やし方が課題の私ですが、アウトプットを見据えられるかどうかが、脳が大事なものと判断するために大事かなって思っています。英語がただの机上の勉強で終わってしまうか、使えるようになるかの違いかなって思っています。)
高校生のときは、とにかく、「例文で覚える」がコンセプトで当時でてきて今も支持されていると思われるDuo3.0が面白かったですね。
それから、NHKラジオ基礎英語は中学1年生から1,2,3と基本的に全部聞いてきました。1日15分。とても大事なことだったように思います。
当時毎朝テープに録音してくれていた母に感謝したいです。
子供が小学校何年生だかになったら、始めてあげようと思っています。実戦的な表現を増やしていきたいよ、会話を楽しみたいよーっていう人には、いまどきだと、AtsuさんのDistinctionという単語帳なんかで学習していくのが流行っている気がしますね。
TOEICについて
形式も知らずに初めて受けて、TOEICの975点が出たときは、ちょっとショックでした。満点だと思ったのに、どこかをミスったんだなぁ、何をミスったんだろう、という感想を抱いています。
TOEICはごく普通の会話っていう感じですね。これが分からなければ、日常生活に支障があるよね、っていう感じの内容です。
大家さんとのやりとりとか、お得なセールスについてとか、レストランでのオススメはこちらだよとか、そういった話を短期メモリーを使いながら、この人はこういうことを言ってた、とか、そういうのを大量に判断していく感じです。
集中力テストみたいな感じだなって、受けたとき思いました。スコアが大事じゃない、意味がない、という人がいますが、そうでもないと思います。
スコアが低いということは、結局YESなのNOなの、みたいな結論を聞き間違えているわけです。右いくの、左なのって間違えてるわけです。
なかなか一朝一夕にはスコアアップはしないのですが、勉強していくうちに、少しずつレベルアップ、気づいたら600点、700点、800点、900点と上がっていってたよっていう感じになるといいねって思います。
英検1級について
TOEICと全く異なり、英検1級は、読解ででてくる内容はアカデミックな難しい内容だなと思いました。
知らないと分からないな、何の話をしているのか最初から最後まで(特にキーとなる重要単語が分からないことによって)さっぱり分からない、という事態が発生します。
本屋さんで立ち読みで単語帳を見た感じで、あ、こーれは難易度が高い、ぜひ獲得したい英単語だな、すごくやりがいのありそうな壁を見つけたな、と思ったのですよね。
英検1級を取得することに憧れの気持ちを抱いた私は、1年間くらいかけて習得しながら受かるといいんじゃないかなー、と思って、まずはゴールまでの遠さを確認する目的で、形式も知らないで受けてみることにしました。そして、受かっちゃいました。
知らない単語の中から、こっちっぽいなー、みたいな感じで選んだら受かっちゃいました。
1級の単語は、合格してから、本屋さんに戻って単語帳を購入して、勉強を開始しています(なかなか覚えられませんが今も続けています)。
単語帳なんてやらなくてもいいのでは?と思われそうですが、勉強してみると、出てくる、出てくる、大事な単語ばかりです!
1級の単語なんて、イラナイヨーっていう人がよくいる(ネイティブや上級学習者がそう言っていたという噂が出回りがち)んですけど、全然ニュースや新聞に出てきます。
能動的に使いこなせる単語が多いほどいいに決まっているから、1級単語は大事だよ、と個人的には思っています。
英検一級に合格したときに、こんな記事に出会いました。
英検一級保持者は、
一人残らず、”自頭が良くて謙虚で努力家“、”どんな社会問題に関しても意見が言えるニュース番組のご意見番になる国語力があって、それが英語でできる人“
と書いてくださっている記事があったんです。
1級は本当に単語が難しいので、留学帰りでも落ちてしまうことが全然あります。受ける気分にならないよと敬遠する人がたくさんいるんです。
受けるの勇気いるなぁと思いながら受けましたが、持っていると、急に英語力のお墨付きをもらえたような気分がしてうれしいです。
一緒に一級教材で勉強したい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
国連英検の壁
それで、1級を持っている人は、国連英検を持っているらしい、英語学習者界隈の人のツイッターを拝見してわかってきたので、では、その流れだと私も特Aを取ったほうが格好いいな、と思って、受けてみました。それで、落ちました(笑)
また準備しないで受けちゃったんですね。健康診断みたいな感覚で1級受かっちゃったので、準備をしないで行っちゃって、全く太刀打ちできませんでした。
こんな難しい試験もあるんだなーって知れて楽しかったです。
世界で一番新しい国はどこ?っていわれたら、南スーダンですよ、って言えないような人は受ける意味がない試験ということが明らかになりました。
国際的な視野や深い知識が求められる最難関のこちらの試験。
the EconomistやForeign Affairs を読み込んだしたうえで、考えを持たないといけない、気の遠くなるような勉強時間が必要だと思います。
再挑戦しようという気持ちにまだなれないのですが、たぶんまたいずれ挑戦したくなると思います。
その先にあるもの
国連英検特A、そのあととなると、同時通訳、あと、全国通訳案内士、そのあたりもかなり大変でしょうね。わたくしは、まだまだまだまだでございます。
<発音>
おそらく、いま自分の英語の一番の強みは、発音です。
先日、発音指導者(として働けるレベルにある)というスコアを、EPTという試験で出せました。
発音に関して、パーソナル指導、若干名ですが、承れますので、喜んでサポートしますのでお知らせください。
英語って、なんでやるといいのかな、っていうのについての私の意見なのですが、
「英語をまなばナイト」というvoicyのパーソナリティでルシュカさんという方がいらっしゃって、けっこう同意見なので、私がなんで英語いいよ!って思っているか、気になる方は、ルシュカさんのポッドキャストを聞いてみてください。
173.英語が喋れるとなぜ“選べる”人生になるのか?などなど。
また、同時通訳者の鳥飼久美子さんが書いたこちらの本も良かったです。
鳥飼久美子さん 「やっぱり英語をやりたい」
おすすめの英語教材など
↓単語帳
ジャパンタイムズ社のEXという単語帳。とてもいいです。
↓高校生の時の私は、この本が好きでした。言わずと知れた、Duo3.0です。
↓でる順パス単英検一級5訂版
↓英語の友というアプリがあって、英単語読み上げ機能があって、非常に使いやすいです。素晴らしいです。
鉄緑会の鉄壁、これは私すごく好みです。読んでいてとても楽しいです。語源なんかも触れていて。
↓ライティング
英文ライティングについては、これが人気のようです。鈴木先生の『メタモル』と言われる本です。一冊仕上げれば、かなり実力がつくのではないでしょうか。
↓竹岡先生のドラゴンイングリッシュ。日本語を見て、私だったらこうやって言うかな、っていうのをイメージして、比較しています。
↓同じく竹岡先生の英文熟考
↓文法
流行っている、黄リー本、というものです。ちょっと根気がいります。
↓ロイヤル
↓カシオ電子辞書20000 プロフェッショナルモデル
(高校生の時に使っていた電子辞書から、プロ向けのものに乗り換えました)
↓ICレコーダー
次英語学習について書くことがあったら、どうやってこの3年間で発音のレベルを上げたのか、多聴する際のおすすめ番組、精読について、生英語からの単語の拾い方、新規単語の記録の仕方のオススメ、AIを使った最新の学習方法、などなどについて書きたいです。
今回はこのへんでおしまいにしますね。
ではでは。