目次
  1. 生活×日常風景
  2. 【This is Us】エピソード0
  3. 【This is Us】エピソード1:誕生日
  4. 【This is Us】エピソード2:BIG3
  5. 【This is Us】エピソード3:秘密
  6. 【This is Us】エピソード4:プール
  7. 【This is Us】エピソード5:スーパーボウル
  8. 【This is Us】エピソード6:レッスン
  9. 【This is Us】エピソード7:世界一の洗濯機
  10. 【This is Us】エピソード8:感謝祭
  11. 【This is Us】エピソード9:旅行
  12. 【This is Us】エピソード10:クリスマス
  13. 【This is Us】エピソード11:戸惑い
  14. 【This is Us】エピソード12:小さな奇跡
  15. 【This is Us】エピソード13:愛の告白
  16. 【This is Us】エピソード14:忍び寄る不安
  17. 【This is Us】エピソード15:ジャックの息子
  18. 【This is Us】エピソード16:メンフィス
  19. 【This is Us】エピソード17:完璧な1日
  20. 【This is Us】エピソード18:幸運の女神
  21. 【This is Us:シーズン2】エピソード1:37歳の誕生日
  22. 【This is Us:シーズン2】エピソード2:2度目の挑戦
  23. 【This is Us:シーズン2】エピソード3:過去の面影
  24. 【This is Us:シーズン2】エピソード4:古傷
  25. 【This is Us:シーズン2】エピソード5:兄弟
  26. 【This is Us:シーズン2】エピソード6:ハロウィーン
  27. 【This is Us:シーズン2】エピソード7:家族写真
  28. 【This is Us:シーズン2】エピソード8:ナンバーワン
  29. 【This is Us:シーズン2】エピソード9:ナンバー2
  30. 【This is Us:シーズン2】エピソード10:ナンバー3
  31. 【This is Us:シーズン2】エピソード11:家族セラピー
  32. 【This is Us:シーズン2】エピソード12:謎の恋人
  33. 【This is Us:シーズン2】エピソード13:忘れられない日
  34. 【This is Us:シーズン2】エピソード14:スーパーボウルの日
  35. 【This is Us:シーズン2】エピソード15:ファミリーカー
  36. 【This is Us:シーズン2】エピソード16:ベガスの夜
  37. 【This is Us:シーズン2】エピソード17:デジャの物語
  38. 【This is Us:シーズン2】エピソード18: ケイトの結婚式

生活×日常風景

シホっぴ
シホっぴ
2016年から2022年、毎週火曜日21時、NBCにて6シーズンにわたり放映された米国大ヒットドラマ「This is Us」を素材にして、昨夏から、かぞくについて考えるラジオを開始。ひろ子先生(家族看護学)・まっつー・シホっぴ(医療的ケア児ママ)の3人でお送りしています。

【This is Us】エピソード0

2016年から2022年、毎週火曜日21時、NBCにて6シーズンにわたり放映された米国大ヒットドラマ「This is Us」を素材にして、昨夏から、かぞくについて考えるラジオを開始。

ひろ子先生(家族看護学)・まっつー・シホっぴ(医療的ケア児ママ)の3人でお送りしています。

Tissue Tuesdays(ティッシュ箱なしでは見れない=泣ける、考えさせられる火曜夜ドラ)と呼ばれたこのドラマ。毎話終わるごとに、視聴者間では、家族をテーマに、心につかえているものを語り合った、そういう時間をもつきっかけになったそうです。

配信方法や視聴方法に変化のある今、ネットワークテレビ局ドラマ史上、毎週こんなに楽しみにされたドラマはない、最後の最高傑作、とも言われています。

このドラマが、大ヒットしたのは、まぎれもなく、”かぞくについて考える時間”が必要だったからでしょう。

私たちとこちらのドラマを観ながら、激変していくかぞくのありかたについて、一緒に考えてみませんか。

That was us の米国ポッドキャスト(英語)はこちら。

https://youtube.com/@thatwasus?si=cDWfnkqxpM-8IcAv

NPO法人日本家族関係・人間関係サポート協会のホームページこちら。

https://famirela.com/category/information

【This is Us】エピソード1:誕生日

🔹36歳ってどんな時期?若い?若くない?

人によって、ステージは実に十人十色。

万能感のある”人生の夏”?目標とする先輩がいなくなる時期?子育てが始まり視野が広がる時期?働き方を見直す時期?焦燥感?

🔹初出産。多児育児。そして死産。そのとき医療者は、どう声をかける?

寄り添うって難しい・エピソードを話す・喩えを話す・1人ずつ順番に伝えるか、2人同時に伝えるか・夫婦だけの時間を取ってもらうこと・グリーフしながらの乳児育て

🔹レモネードの原則とは

“when the life gives you lemons, make lemonade”

エフェクチュテーション※の1つ
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-20914.html

【This is Us】エピソード2:BIG3

夫婦の率直なコミュニケーション、できてますか?

🔹日米夫婦間コミュニケーションスタイルの違いはどこから?文化の違いから?対話が成り立つのは人権意識の高さから?

🔹1980sの恋愛結婚カップル(ジャック&レベッカ)と、2010sのパワーカップル(ランダル&ベス)の夫婦間コミュニケーションついての一考察。男女役割分担意識の変化にみる家事育児参加度、男女雇用機会均等法、立会い出産の始まり、ほか。

🔹養子ランダル、悲願の実父との再会

お涙頂戴じゃない描き方にみる、自由意志と自己決定力。際立つ”個”、そして、善意の受け取り上手について。

【This is Us】エピソード3:秘密

🔹ケイトの自己実現

原家族からの自立とは、自己肯定感、あやふやな自分と依存体質、共依存関係、親子関係と分離、ぶつかり合えることは距離を探っていく上で健全、他者介入と自己理解

🔹多児育児と周産期死亡

夫婦での辛さの共有が第一歩、夫婦それぞれのグリーフとそれぞれのタイムライン、罪悪感、セルフヘルプグループと共感的アドバイス、曖昧な喪失の危険

🔹実父との断絶

養子とのボンディング、養親になる覚悟、出自を知る権利、アイデンティティが定まらないことの影響、いのちの始まりに愛があったのか

ベスランダル夫婦のコミュニケーション能力、明るくてサービス精神が旺盛なトビーに垣間見えるもの、一体この人の狙いはなんだろう、などなど語り合いました。

【This is Us】エピソード4:プール

あからさまな差別までいかない”マイクロアグレッション”といえるものを丁寧に描写したシーンが印象的な、人種がメインテーマの回でした。マイノリティとして白人コミュニティの中で育ったランダルの所属意識や出自に関する苦悩は大人になっても続きます。

🔹レベッカの苦悩

子育てに口出しされて苦しむレベッカ。誰にも何も言わせたくない・低評価されたくない・いい母でありたい心理。社会が育てるということとは。子供のニーズに応じるとは。人種の異なる養子をとった養親の苦悩を見ていきます。

🔹ジャックの子育て

子供それぞれの気持ちを受け止める技術が優れているジャック。日常的なアファメーションの言葉がけ、たくさんの学びがありました。子供の人権とは。

🔹プラスサイズのケイトが受けたいじめ

自己理解と相対化。排他主義。その時どうする?加害者を糾弾するvs新しい価値観を見つける。主体的に境界線を引く、とは。

【This is Us】エピソード5:スーパーボウル

今回は、しほっぴの米国スーパーボウルについての説明もあります。最後までお楽しみください。

🔹子供を持つことの意思決定

原家族の親子関係が影響する?強固なパートナーシップ(横)があるかどうか、子供を持つことは幸せか?犠牲と引き換えか?motherhood penalty 、家父長制、予期せぬ妊娠とライフプラン

🔹生と死

ノンバーバルなグリーフワーク、亡くなった人の再配置、もういないけどいる、脈々と続く命、子供に死を説明することはタブーか

🔹スーパーボウル

スポーツ観戦にみる家族、インナーチャイルドと癒し、亡父を偲ぶ儀式

【This is Us】エピソード6:レッスン

似た課題をもつもの同士、エンパワメントしあえるといいですよね。人を助けるのは人。ケアをするとは、されるとは。

🔹ケビンのグリーフ

ネガティブな感情に蓋をして生きるケビン。

男性のグリーフケアって?

気持ち面を発することって難しい?孤立・孤独は依存症につながる?

“きょういく(今日行くところ)”と”きょうよう(今日の用事)”があるといい?

🔹ランダルと兄弟葛藤

ギフティッドと分かったら?個性を伸ばす・可能性を広げる選択?兄弟それぞれに合う進路選択とは?兄弟間のわだかまりとその解消。養育のための学費や時間の捻出と親の自己実現。

🔹ケイトと母親葛藤

娘とは?厳しく批判的になってしまうもの?

【This is Us】エピソード7:世界一の洗濯機

今回のテーマは、ずばり、カイン・コンプレックス=兄弟葛藤、です。

🔹男児兄弟同士のケビンとランダルのライバル関係について見ていきます。親の愛を巡る葛藤の相手、宿敵として歩んできた2人ですが、社会的地位も築いて十分に大人になったといえる今も葛藤が続いています。ついに、葛藤の解消の兆しが見えてきて…。

キーワード:役割バウンダリーの侵害、見守る技術、兄弟葛藤と子育て

🔹思春期の子供を育てる夫婦のダイナミクスについても見ていきました。子育てに加えて、社会的に担う役割が増えていくにつれて起きた夫婦のズレ・溝(パラレルリビング)とその解消について考えます。

キーワード:20秒のハグ、あるいは6秒のキス?

🔹最後に、タイトルになっている”洗濯機”が象徴するものについて、考えていきました。

ラジオで言い忘れたこぼれ話

→NYCの兄弟乱闘のシーンの最後、サタデーナイトライブのコメディアン、セス・マイヤーズがゲスト出演していて話題になりました。気になる人はチェックしてみてくださいね。

【This is Us】エピソード8:感謝祭

収穫感謝祭当日、レベッカの実家に向かう道中、車が故障してしまったピアソン一家。この年から、帰省するのは、もうやめることにして、新しい家族の儀式を開始します。

🔹母娘関係と帰省ストレス、原家族との決別

実家に帰ることが心理的な負担になっているレベッカ。帰省(お盆、正月)への苦手意識について考えます。キーワード:バウンダリーをこえたプライベートな質問、価値観の押し付け、プレッシャー、役割期待

🔹曖昧さを許さないコミュニケーション

出自に関する秘密がランダルの目に触れた今年。秘密を家族が抱えた時、それぞれがどう対応するか、見ていきます。知る権利とは、道徳観について、赦し、とは。

🔹ケイトの自己決定

飛行機で生きるか死ぬかの危機(乱気流)に巻き込まれたケイトは、課題解決に向けて、手術を選択しようと心に決めます。自分を大切にし、依存から脱却することについて考えます。

こぼれ話

今回、ピアソン一家がドライブ中に歌っていた挿入歌は、こちらでした。

You can call me Al by Paul Simon 

【This is Us】エピソード9:旅行

36年間母に抱え込まれた秘密が明かされた今、ランダルは怒りに震えます。それでも、献身的に育ててくれた母です。頑なに隠し続けた母を、糾弾しようとするランダルですが、亡き父との対話を通して、母親の苦しみにも心を寄せます。

若き日のジャックは、自分を理解する手掛かりになるから実父を探してあげるべきではないか、という提案をします。しかし、レベッカは、I can’t lose my son.失うことはできない、と、実父を探索することを断固否定し、We need to be enough for him.自分たちが十分な環境を与えられるように努めようと言います。

これは、レベッカのエゴだったのでしょうか。母親のコントロール欲求なのでしょうか。

ランダルは、Am I unwanted? Am I supposed to be “grateful”?僕が養子に取られたのは亡子の代わりだったのか、と思う度に自己存在が揺らいでしまうし、拾われたことに感謝をするべきで、さもなければ見捨てられるようにさえ感じたから、完璧主義な性格が育まれたんだと振り返ります。

子供の頃の思い出が詰まった別荘に来ているランダル。子供の時の思い出は全て嘘だと、失われた返ってこない時間を嘆き、母にもこの痛みを知ってほしいと苦しみます。

亡き父ジャックは、トランス状態のランダルに、Look through it.レベッカが苦しみながらも家族を守ってきた様子を俯瞰して見てみるよう促します。

最後に、ランダルは、夫に相談することもできずに、必死で育ててくれた母を労う言葉をかけます。1人で秘密を抱えて生きてきたことはIncredibly lonely さぞ寂しかっただろうね、と。レベッカはそれを聞いて泣き崩れます。

【This is Us】エピソード10:クリスマス

今回は、幸せの象徴ともいえるクリスマス時期の家族の様子を見ていきます。人生の残りの時間の有限さを意識して、大切な人のそばで過ごすことの優先を上げて行動する様子や、思いがけないきっかけ(体調悪化など)で、幸せな時間の儚さを思い知る様子などが描かれています。

🔹クリスマスの意味合いとは?

米国でのクリスマスは、どんな意味合いがあるでしょうか。宗教的な意味合いはもちろん、慣習、文化を大切にしながら、家族の繋がり、絆を確認している様子が見られます。お付き合い中の人を親族の集まりに呼ぶことを違和感なく受け入れる様子などをみるに、米国では、近しい友人までを大切にして、家族を広義に捉えていそうです。

🔹自殺とゲートキーパー

仕事上の大きな失敗、妻との関係悪化から、死を選ぼうと思い詰める同僚に、「赦される時は来るから」と、ランダルは説得を続け、無事に、アンディは、高層階の端から離れます。

🔹性にとらわれない人と人の愛情

残り少ない時間を一緒に過ごそうと出会い直しをするパートナーを見ていきます。実子の家族を見つけて、揺らいだ2人の関係が、また穏やかに戻っていきます。

🔹娘が肥満になったのは母親のせいなのか

パレンティング、子育ては、その時々のベストを尽くしているはずですが、自分が、言いすぎたのか、あるいは、十分に言わなかったのか、成人させてなお、苦悶する母親を見ていきます。

今回は、ケイトの盲腸、トビーの心臓発作、Dr.Kの手術、アンディの自殺未遂など、医療シーンがたくさんありました。無事に生還したそれぞれは、これからも人間関係・家族関係に支えられながら、生きる時間が続きます。

【This is Us】エピソード11:戸惑い

今回は、the right thing to do isn’t always what you want不本意ながらも、人生では乗り越えなくてはならないこと、やるべきことがあるね、というテーマで見ていきます。

🔹金銭的余裕のない若い夫婦の想定外の3つ子の妊娠

不本意だけれど、レベッカは馬の合わない実母と実家で暮らす案を検討し、泣き崩れます。それを見たジャックは、面前DVをされて反面教師にしてきた父に頭を下げてお金を借ります。

キーワーズ

ネスティング、ゴットマンの愛情地図(パートナーに関する情報の質と満足度)、性的役割分業意識、実家とのバウンダリー、パートナーとその実家との関係について理解しているかどうか、家族として歩みはじめる岐路、高倉健、めぞん一刻

🔹命の危機に瀕すると

トビーは苦手を克服して、愛する人のため、本当はやりたくない心臓手術を決断します。

キーワード 躁的防衛

🔹ランダルの死生観 

実父ウィリアムと同性パートナーのジェシーとの関係に戸惑うランダル。夫を愛するベスは冷静に俯瞰で目配りをしています。

キーワード アイデンティティ形成、同性カップルと終末期

【This is Us】エピソード12:小さな奇跡

このドラマが開始した頃に話題となった予告編。その予告編にもあった3つ子誕生の日が、Ep12では、詳細に描かれます。出産の日に何があったのでしょうか。見事な脚本で小さな奇跡が連続(人間関係が交錯)する様子が描かれています。

🔹男性の長期化する悲嘆のプロセス

Dr.Kが連れ添った妻を亡くして以来、遺品に触らず、グリーフの中にいる様子と、ピアソン一家との出会いをきっかけに変化していく様子が描かれています。キーワード:役割があることの重要性、ケアの循環

🔹家族計画が崩れた時の関係の修復

子供に恵まれなかった時など、家族としてのクライシスを迎えた時、2人は再びやり直せるのでしょうか。生後まもないランダルを助けた消防士にも”ストーリー”があることを見ていきます。

🔹妊娠期間のレベッカ

妊娠期間に母子で会話を通してボンディングする様子や、妊娠期間の体調の変化が、演技とは思えないほど違和感なく描かれています。ジャックの誕生日を忘れてしまったことに気がついたレベッカは大慌てで誕生日ケーキを作ろうと奔走します。

キーワード 妊婦への寄り添い方、献身なサポートとその後の夫婦関係の満足度への影響、愛は行動?

【This is Us】エピソード13:愛の告白

止めることも巻き戻すこともできない時間。最後は、今を大切に、なんて話も出ました。

 

🔹思春期のおとずれ

子供達の10歳の誕生日。子供達はあっという間に成長し、思春期にさしかかっています。ジャックとレベッカは、乳幼児期は過ぎ去ってしまったことを実感します。ジャックは、また赤ちゃんを作るか、あるいは犬を飼うことを真剣に提案するほど。どの家族にも訪れる、この時期を見ていきます。

キーワード 

曖昧な喪失、対象喪失、親離れ子離れ

🔹ウィリアムの”キモブースト”

化学療法を中止して、悪心がなくなり、陽気なウィリアム。残された時間を目一杯楽しもうと、息子を外に連れ出します。自分の仕事などの優先順位を差し置いて、家族にとことん時間を割くランダルの様子を見ます。

キーワード

抗がん剤治療、完璧主義、利他精神

🔹ケビンの告白

ケビンは、トビーのアドバイスを受けて、元妻を訪れます。愛の告白をしにきたのです。元妻と何があったのでしょうか。心は取り戻せるのでしょうか。

キーワード

関係依存、サービス精神、注目行動、孤独への耐性、心の隙間

【This is Us】エピソード14:忍び寄る不安

🔹近しい親友夫妻の離婚とその影響

僕達は大丈夫?

米国の結婚は愛情契約であり、米国の離婚は破綻主義。愛情は、言葉や行動で表現し続けるもの?一方で、日本の離婚は有責主義。今回は日米の結婚観の違いについて主に見ていきました。 

🔹メモリーボックス

心の準備は生前から?義父との残された時間があるうちから、積極的に行動することが大切だと考えるベスと、戸惑うランダルを見ていきます。

🔹自分を受け入れたら楽になるよ

第三者の言葉にふと考えさせられる、という経験は誰にもあります。ケイトの減量はどうなっていくのでしょうか。

今回出てきた印象的な英語表現をご紹介。

🔹What is your love language? 

あなたが大切に思っているのは次のどれ?なんていう会話もパートナーとできるといいかもしれません。ベテラン結婚カウンセラーのゲーリー・チャップマンさんの5 love languagesがこちらです。

①肯定的な言葉words of affirmation

②2人の時間quality time

③贈り物receiving gifts

④助ける・気遣いacts of service

⑤スキンシップphysical touch)

🔹I call marriage

2人の関係が1番!(今優先するべきことは2人の関係である、他のことの優先を下げてでも健全な結婚関係を守りたい)すきま風が2人の関係を揺るがすことがないように大切にするベスの言葉です。

🔹I overstepped

行きすぎたことを言った、と謝る場面で出てきました。バウンダリーの意識があることがわかります。

キーワード:緩和ケア、ACP

【This is Us】エピソード15:ジャックの息子

ひろ子先生は、この回を中年期の結婚生活に関する回といい、シホっぴは、メンタルヘルスの回といいました。まっつーさんは男性の家事育児参画がポイントだと。性的役割分業意識の話で盛り上がりました。

🔹母親が再び社会に出るとは?

名もなき家事、shadow work(報酬のない仕事)、性的役割分業意識、中年期の結婚生活って?役割を失いたくない女性も?

🔹思春期の子供の自立とは?

親の役割・支配・監督はどこまで?夫婦として何をどう伝えるのか?例えば子供が不安発作をしたら?化粧が濃くなっていくなら?彼女ができたなら?

🔹嫉妬(ジェラシー)とは?親密さとは?

恋に落ちるアーサーアーロン36個の質問

【This is Us】エピソード16:メンフィス

ウィリアムを乗せて、ランダルは最初で最後の親子水入らずの”soul trip”をします。地図もいらない、心が目指す場所はメンフィス。ウィリアムは、終焉を間も無く迎えることを理解しているようです。やっておきたかったことをやり尽くした上で、旅先で命を終えました。

母から愛されたこと、真面目に生きてきたこと、悪い選択をして道を踏み外してしまったこと、晩年は多くの人に慕われたこと、などウィリアムの人生が描かれた印象的な回です。親戚に出会えて喜びを爆発させるランダルも印象的でした。

自分の人生に価値や意味はあったのか。若き日の自分と出会い直し、物語を編み直し、納得して人は亡くなりたいものだそうです。

キーワード:

映画「最高の人生の見つけ方」、バケットリスト、ACP(Advanced Care Planning)、death bed regrets(死に際の後悔)、故郷、帰宅願望、余命宣告とその受容、呼吸器や酸素を携帯しての旅

【This is Us】エピソード17:完璧な1日

故人から受け継いだものは何でしょう。後世に繋いでいくものは何でしょう。ウィリアムの死はランダルと家族にどんな影響を与えているのでしょう。家族の今を見ていきます。

🔹告別式

秩序と遊び心が調和したそんな暮らしをしていた故人を讃えるべく、ウィリアムの朝のルーチンを模した告別式を孫達が仕切ります。ベスは主たるケアギバーとして故人と過ごした大切な時間について話します。ランダルは、ウィリアムの生き方に触れ、金融業界を離れます。

🔹亡くなり方とグリーフ

ケイトは、父ジャックの死のグリーフが終わっていません。レベッカの晩年は表情に影があります。告別式に参加し、パンドラの箱を開けたかのように、感情があふれます。亡くなり方とグリーフはどんな関係があるのでしょうか。

キーワード:「虎と翼」、戦地での死、曖昧な喪失、洋書“Dad, I want to hear your story”、未亡人、自死遺族とグリーフ、隣人に話しかける余裕、感情を出すということ、アダルトチルドレン

【This is Us】エピソード18:幸運の女神

シーズンの最終回、ジャックの飲酒運転にハラハラしながら始まりました。ほっとしたのも束の間、夫婦喧嘩が始まります。言い放たれた2人それぞれの本音。これから家族はどうなってしまうのでしょうか。

🔹取り返しのつかない喧嘩

レベッカは歌い手としてのキャリアを始める機会を掴むべく、バンド参加に真剣そのものですが、バンドメンバーと恋仲に進展してしまうのではと勘繰るジャックは気が気ではありません。誤解を発端として喧嘩が始まります。

🔹独身者が結婚を意識する時

生計を立てられずにいるジャックは実父に詰られ、心のままに夢を追うレベッカは非現実的だと友人に諭されます。行き詰まっていた2人は偶然に引き寄せられ…。

キーワード:

子育て後の再出発、家族の個人化、夫は妻の活躍・キャリアを応援できるか、良い母崇拝、母子密着、教育虐待、パッシブアグレッシブ、NVC(非暴力コミュニケーション)、ポリヴェーガル理論、卒婚、標準世帯、家族構成の多様化

S2-#19 S2エピソード1

s2-#36 s2エピソード18

【This is Us:シーズン2】エピソード1:37歳の誕生日

ドラマはシーズン2に突入。それぞれのキャラクターの生き癖を見ていますが、同時に、人は、人との出会いによって、考え方、生き方さえも大きく影響を受けるんだということも見えてきました。

🔹ケイトの成長

歌う機会を逃してきたのは体型のせいだと思っていたけれど、そうではなくて実力不足だったと思い知ったケイト。自分の力で勝ち取る努力を始めます。兄妹の依存的だった関係性もお互いパートナーを得て、変化を見せます。

🔹里子を受け入れる決断

中学受験をした、兄弟が多かった、血縁関係でない子と一緒に育った、そういった経験(育てられた環境)は、その人独自の価値観を形成します。人は自らの体験を繰り返す(あるいは避ける)傾向があるのでしょうか。里子として育ったランダルは、自分がそうされたように、純真無垢な新生児に恵まれた環境を提供して育てることを思いつきます。そこへ、ベスが提案した驚くべき内容とは?

キーワード:

経験、求められていないアドバイス、正論、失敗する権利、親も1人の人間と子が気づく時、世代間連鎖、バウンダリー

一人一人が自分のことを一生懸命にやること、それが大切ね、と、ひろ子先生。人は、出会いの中で何を学び、どう活かして生きていくのでしょう。新シーズンも、ひろ子先生、まっつー、しほっぴの3人と一緒に考えていきましょう。

【This is Us:シーズン2】エピソード2:2度目の挑戦

『挑戦』とは、何でしょうか。ケビンは、苦い思い出のあるドラマ現場に再び呼ばれます。不本意な役どころと知りながらも、貰ったお仕事をやり遂げます。ケイトは、オーディションには落ちたものの、急遽代打で歌う仕事の話が舞い込み、引き受けます。ジャックは1人では断ち切れなかったアルコール依存症を克服しようと、家族などに真摯に自分の状態を伝え助けを求めながら、再スタートを切る決断をします。

🔹秘密を抱えた関係

ジャックは過去のことや自分の弱い部分など多くをレベッカに打ち明けることなく抱え込みながら生きています。女性ばかりでなく男性も、性別に基づく固定観念に苦しめられていることがあります。2人のパートナーシップを考察します。

🔹弱さで繋がっている関係

父ジャックと娘ケイト2人の強い絆、実は”弱さ”がキーワードになっていますね、と、ひろ子先生。正論を言うレベッカには理解してもらえない、何かに縋ってしまう気持ちや心の弱さを2人は分かちあっているようにも見えてきました。

『挑戦』していますか?

『2度目の挑戦』の経験はありますか? 

キーワード:

アルコール依存症、自助グループ、断酒会、頼る勇気、大黒柱コンプレックス、レジリエンス、男性の生きづらさ、性的役割分業意識、国際男性デー、パートナーシップ

【This is Us:シーズン2】エピソード3:過去の面影

ケビンはシルベスタ・スタローンとの映画共演という機会に恵まれるも、帯同していたケイトが実父に言及した途端、しどろもどろに。ランダル、ベスのもとには、待ちに待った里子が到着します。ランダルの理想と現実は異なり…

🔹ジャックとレベッカの関係

断酒会に出るようになり、弱さと向き合って治療にのぞみたいジャック。アルコール依存症への知識も乏しく、過去のジャックの強いイメージを求め続けるレベッカは、励ますような言動を続け、ジャックの苦しみに寄り添えていません。次第に2人の関係は脆弱に。

🔹理想と現実ーランダルの挫折体験

壮絶な過去を背負った感受性の豊かな時期の女の子の環境適応について見ていきます。人を信頼すれば裏切られる、そういった体験を繰り返した場合、人への信頼を取り戻すには時間がかかります。マニュアル通り以上の想像力が受け入れる側には求められます。

🔹善いアドバイス

親友シェリーのレベッカへの夫婦関係についての率直なアドバイス。また、末っ子アニーの、泊まりにくるゲストに対するアドバイスがとても印象的でした。特にアニーは幼いながらも、不安な気持ちで過ごす人に自分を重ねて慰める成功体験を積んでいるということに、私たちは感動しました。

【This is Us:シーズン2】エピソード4:古傷

子供達が水疱瘡にかかったジャック一家。レベッカの実母が駆け付けます。ケビンは撮影中に怪我をしました。有望視されたフットボール人生を棒に振った高校時代の怪我の経験を思い出しながら、俳優としてのチャンスは失えないと、回復に焦ります。2週間洗髪をしない里子のデジャとのコミュニケーションに悩むランダルとベスは…ケイトは新たなステージへ…

🔹実母の人種差別主義的態度を糾弾

家事水準や育児のひとつひとつを批判されているように感じ、実母の苦手なところを再認識しながら、苛立っていくレベッカ。レベッカは、養子ランダルに接する態度は、実子2人への態度とは異なり、人種差別的であり、決して認容できないと過去の記憶も振り返りながら、実母を追及します。ジャックは妻レベッカの肩をもち、義母の帰宅を促します。

キーワード:ステレオタイプ、マイクロアグレッション、子供への説明、愛情地図、パートナーの嫌なことを知った上で寄り添えていますか

🔹繊細な年頃の養子を迎えて

心のガードを下げてくれた、と思ったら、たちまち壁が阻む。一進一退のデジャとのコミュニケーション。信頼を得るために養父母はどうあるべきでしょうか。

キーワード:円形脱毛症、パニック発作、お父さん(お母さん)には言わないでに、どう対応する?子育てをリードするのは誰?心理的安全性の確保、斎藤環先生のオープンダイアローグ

【This is Us:シーズン2】エピソード5:兄弟

🔹チームワークの再建

兄弟仲良くあってほしい。そう願ってしまうことはエゴでしょうか。誰かと誰かの関係改善のコントロールを第三者がするというのは、そもそも出来ないことかもしれません。現代のケビンとランダルの関係を見ながら、親の介入と子供のもつ力、について考えます。

🔹義父危篤

義父危篤の連絡を受け病院に向かったレベッカ。実父の看取りに立ち会わないジャック。ネグレクトだった父親はとうの昔に棄てたと断念するジャックと人間の最期について考えます。

🔹妊娠の報告

妊娠の報告は、嬉しいだけではありません。妊娠継続が叶うか不安なケイトは生まれるまで黙っていてと、小躍りするトビーを制します。呆気にとられるトビー。思いがけない形で始まる友情にも注目です。

【This is Us:シーズン2】エピソード6:ハロウィーン

🔹予定が崩れた時、ランダルは…!

心配性であらゆる想定をしながら事前準備を入念にする完璧主義のランダルにとって、急な予定変更は大きなストレス。10歳のハロウィーンのシーンでは、予定外を苦手とし、こだわる様子が見受けられます。妻のお産が予定日より早まる、という大誤算が教えてくれるものは何でしょうか。乗り越えることができるでしょうか。

キーワード:巣作り本能、パタニティブルー、恩人は見ず知らずの人、子供が親を親にする、自宅出産、即興を楽しむ

🔹20代って

学生時代が終わって、20代のケイトとケビンは父を失った複雑な気持ちを抱えながら、先が見えない時期を送っています。早く家庭を持ったランダルに遅れ、自分を大切にできていない2人は、励まし合いながら、模索の日々が続きます。

🔹生命の誕生

養子を受け入れたことで新たな旅が始まったレベッカ。そのランダルが父に。初孫を喜んで迎えます。ただ、養子を迎える人生を描いてくれたジャックは他界しており、この喜びを分かち合うパートナーがいないという辛辣な事実も痛感します。

キーワード:Facebookの利用者の拡大、新生児への挨拶

【This is Us:シーズン2】エピソード7:家族写真

それぞれの言い分、それぞれの正しさ、をぶつからせながら、妥協点を探り、難しい選択と決定をしていく、そんな興味深い回でした。経験のないことについては、想像しようにも、想像しきれない部分もあります。自分の中で作り上げてしまっているバイアスに気づき、相手の言い分、そのような考えに至った経緯などに耳を傾けることの大切さを教えられた気がします。

🔹親に期待される役割は何?愛情だけではダメなのか?

黒人判事は、白人家庭がランダルを養子に取ることに賛成できません。マジョリティとして生きてきた親は、養子が経験するであろう黒人差別について実体験を持たないから、親役割を果たすには足りないと真摯に思っているのです。

🔹ガラスの中に捕えられたのは自業自得なのか?

ランダルとベスは、デジャの母親=育児放棄した上、銃を不法所持する=母親として不適格、と決めつけて接しています。では、ガラスのこちら側にいられるのは、自己選択であり、実力でしょうか。自己責任論について考えます。

🔹パートナーシップ

実母の信仰、義父の意向、婚約者の意向。一人一人が大切にしていることについて真摯に向き合うトビー。ケイトをよく観察し、表面の言葉で安易な決定をせず、ケイトの深層真意を汲み取ることができるトビーの愛情の深さに、アッパレ、をあげたい私たちでした。

人格者である判事、ソーシャルワーカーの苦悩、シングルマザー、偏見、貧困問題、教育格差、生まれか育ちか、DINKS、河合隼雄、ジェネラティビティクライシス、エリクソンの発達段階、成人後期の課題、いろいろな家族の形、今日からうちの子?!留学生を預かる

ジェネラティビティ:次世代の価値を生み出す行為に積極的に関わっていくこと、未来に続く価値を次世代に継承させること

【This is Us:シーズン2】エピソード8:ナンバーワン

出身高校のようこそ先輩に呼ばれて表彰されることになったケビン。人生の底の状態にいるにもかかわらず、セレブリティの登壇に、声援が止まりません。

🔹子育てと育ち。流行りは、褒め育て?

心配がすくない子供として手がかからず育ってきたケビン。まわりからは、順風万端に見えた幼少期。一方で、両親からの注目が得られず、甘えられず、寂しい思いを抱えていたにもかかわらず、弟や妹への理解と優しさを求められる等、ケビンのニーズはさておかれていた。育てられ方は、子供達それぞれの育ちにどのような影響を与えるのでしょうか。

🔹挫折体験のその後

膝の怪我をして再起不能になる挫折体験をしたその後は、持ち前のルックスと運で、俳優業で成功を掴み高評価を得ては、自暴自棄を繰り返す人生を送ってきたケビン。他人軸で高く評価されるうちに、偽りの自己肯定感が形成されてきたケビン。

一方で、誰にも見えないところでは、自分というものはない、という自己イメージを持っていて、まるでそれに寄せていくかのように、自己破壊的な性格は増幅していきます。

🔹依存からの立ち直り

依存先を増やしていくこと、周りを頼ることが、自立である、という熊谷晋一郎先生の言葉があります。ケビンの心の中の叫びが聞き届けられ、十分なサポートを得て、ケビンは依存から脱却することはできるのでしょうか。

【This is Us:シーズン2】エピソード9:ナンバー2

妊娠初期で流産してしまう現在のケイト、それから高校卒業間際の進路選択の時期のケイト、その2つを見ていきます。

共通していえるのは、夢や期待を思い描いてそれが叶わないときに自分自身が傷ついてしまうこと、また、誰かの期待を感じて期待に添えなかったときに自分が傷つくこと、いずれにも強い恐れを抱いているということ。ぬか喜びすることも、悲嘆することも、避けて、何もなかったかのように振る舞うことが、ケイトなりの防衛です。

🔹コーピング方法

感情を表に出す代わりに、やけ食い(emotional eating)をしてコーピングしてきたケイト。一生懸命妊娠に向けて努力してきた甲斐なく、流産という結果になった今、どのように対応するのか見ていきます。

🔹パートナーシップ

お空に帰った赤ちゃん。ショック状態にあるのは、自分だけではないことが分からなかったケイト。トビーに諭されるうち、パートナーも当事者であることを初めて認識し、感情を思い切りぶつけながらも、傷ついた魂を癒しあいます。最後は2人で今後の未来への前向きな気持ちを伝え合い、信頼関係を構築する姿が見られました。

🔹母親について

ケイトについて外せない大きなテーマは、母親レベッカとの関係です。流産の直後のケイトを訪ね、両手を広げて抱きしめてくれたレベッカについて考えます。

🔹子供の進路選択と親の介入

情熱はなんなのか、自分のことをあまり表現しないケイトと気が気でないレベッカについて考えます。

キーワード:母子密着、バウンダリー、親離れ子離れ、あなたのためを思って、子供の進路と親の介入、親は親の人生を生きる、母親の役割アイデンティティ、自己存在意義の押し売り、安易な”分かるよ”が傷つける?!”経験を話す”は時に差し控えてもいい

【This is Us:シーズン2】エピソード10:ナンバー3

三つ子の過去と現在を描くトリロジー、最後はランダルです。

🔹主体的な所属コミュニティの選択

黒人学生がマジョリティである名門ハワード大学に足を踏み入れ、えもいわれぬ気持ちに包まれるランダル。常に疎外感、違和感を抱えて生きてきたことを父に告白します。ジャックもまた、ベトナム戦争での壮絶な経験を誰にも言えずに孤独感、場違い感を持って生きていることを吐露します。自分と似通った経験をしている人が集まるコミュニティを見つけることと精神の安寧について考えさせられます。

🔹私は一体何者なのか who am I? 

デジャを実母のもとに戻す、という寝耳に水の提案に、動揺し、反発するランダルとベス。実母からデジャを引き離すことは妥当なのでしょうか。学童期のランダルを訪れたものの”決して踏み込めない”と悟り身を引いた、というウィリアムの告白を思い出すランダル。自分の常識を疑い、デジャにとって自分は一体何者なのか、デジャにとっての最善とは何かについて考え、結論を導きます。

🔹親の目が行き届かない

デジャがきて、そしていなくなる、という短期間の一連の出来事は、姉妹として過ごしたテスやアニーにも影響を与えています。子供たち一人一人に目を行き届かせるのは、本当に大変です。飲酒運転スピード違反のケビンの車に乗っていたのは、なんと、テスでした。次回へ続く‥!

キーワード:一時保護解除とケア、親子の再統合とリスク、親元への復帰の判断、ヤングケアラー、面会交流、監護親と非監護親、児童福祉

【This is Us:シーズン2】エピソード11:家族セラピー

飲酒運転をしてしまい、リハビリ施設に入ることにしたケビン。親族は一同、家族療法に集められます。

🔹家族療法

アルコール依存の問題を抱えながらも、社会生活を営み家族サービスをするなど、一見問題行動がなかったジャック。そんな夫を偶像視し、抱えている問題について話題にすることを頑なに避けてきたレベッカ。この風通しの悪さこそが、家族全体の病いなのではないか。家族療法カウンセラーには、表出している依存体質(=症状)の根源はどこにあるように見えているのでしょうか。

日本で家族療法は成り立つか?

ホワイトボードを使った渡辺式人間関係見える化シートについて触れました。カウンセラーの負担が少なく安全に介入できる、誰も悪者にしない、という特徴があります。

🔹記憶の正確性

人の記憶は、曖昧で時に客観性に欠けるものであるように思います。ケビンは疎外感を味わっていたし、レベッカはケビンをdifficult child(扱いにくい子供)だと思っていた。それも事実かもしれないけれど、ゆとりのない多児育児の渦中、レベッカはケビンにもしっかりと愛情を注いでいた嵐の夜の記憶を思い出します。

何事もタブーにしていては進まず、ひとつずつ、ラベル付けしていくことで、家族一人ひとりが前に進んでいきます。

🔹おまけ〜英語表現〜

No fly zone 立ち入り禁止ゾーン

DUI 飲酒運転

the fifth wheel5番目の(余分な,いらない)車輪misremembered 違って記憶される

【This is Us:シーズン2】エピソード12:謎の恋人

家族の助言も耳に入らないほどに、何かに注力、没頭、傾倒するとき、一緒に暮らす誰かを置き去りにしているということはないでしょうか。1人が未来を思い描き、前に向かう選択をするときにも、家族の揺らぎが起きています。

🔹新しい野望

ランダルはウィリアムの遺品から謎の女性の顔のスケッチと詩を見つけ、真相を知ろうとアパートの住民たちに聞き込みを始めます。実父の足跡を辿りながら、ランダルが人生をかけて取り組もうと考え始めた新たな道とは。

過去のシーンでは、独立するタイミングを見送ったことがあるジャックが、子育ての終わりが近づいてきた今、独立するということについて再考し始めます。

キーワード:ミッドライフクライシス、自分探し、やりがい、パートナーシップと働き方、ライフステージ、教育費と独立のタイミング、親の早期死別とその影響

🔹バウンダリー

ケビンはリハビリ施設から出てきて、母親との思い出を作り直しをする名目でレベッカの家に。しかし再婚相手のミゲールのことが気に障ります。

🔹醜形恐怖症

ケイトとマディソンは、拒食や過食について、お互いが抱えている課題への理解を深めています。

キーワード:

拒食症、醜形恐怖症、嘔吐症、摂食障害、映画『渇愛』、ルッキズム、ボディイメージ

【This is Us:シーズン2】エピソード13:忘れられない日

高校卒業を控えた年の2月のスーパーボウル。三つ子たちそれぞれ思春期真っ只中。進路に思い悩む者、挫折を味わう者、恋煩いをする者も。外の世界に触れ、自分について考え、親との関係性も変化させながら、アイデンティティ形成をしている子供達。ジャックとレベッカは子供たちの巣立ちを一気に迎えているんだと思い知らされます。

🔹思春期の子供の父としてのあり方

ファーストキスを報告するランダルにジャックは極めて真剣にそして当然に「紳士でいたか?」と声をかけます。母親に悪態をつくケビンには、厳格に強い言葉で、諌め、レベッカを守ります。プリンセス扱いを喜んでくれた1人娘は、もういなくなったようですが、愛娘が変わらず可愛いと、記録に残すという形で愛情表現を続けます。

🔹パートナーとの出会い直し

子供たちそれぞれが友達や恋人との予定を優先し、お家でのアメフト観戦は、夫婦2人だけ。ジャックは、夫婦それぞれの持ち味を生かして、一緒にビジネスを始めないかと誘います。レベッカは、新しいチャプターを開始する提案に、夢心地に。

🔹父を亡くして20年

老後のイメージが湧かない、父と過ごしていない時間の方が長くなった、とランダルは焦燥感に駆られますが、新しいプロジェクトを見つけ、邁進します。依存症からの回復中のケビンは、ランダルへの借りを返したいと、手伝いに名乗りをあげます。ジャックがそうしたように、ケビンもまた、手を動かすことで紛れると、DIYに勤しみます。

【This is Us:シーズン2】エピソード14:スーパーボウルの日

遂にジャックの死の真相が明かされる回がやってきました。自宅は全焼するのでした。火の中から家族アルバムを持って出てくるジャック、助かったかのように見えましたが‥。

🔹命日の過ごし方

人は人の死をどのように乗り越えられるのでしょうか。あるいは、乗り越えるというよりも、故人を想いながら、1日1日を乗り切るようなことなのかもしれません。自問自答しながら父を想いリアルな痛みを確認したいケイト、明るく努めるランダル、ジャックの存在を感じるレベッカ。ケビンは、酔い潰れる例年とは異なり、20年の節目に、木葬した木を訪れます。

🔹火災発生、その時どうする。脱出劇

マットレスを使って火の海に飛び込み、ベランダへ脱出。シーツで作った即席ロープで次々に家族を脱出させるジャック。戦争体験からくる機転なのか、圧巻でした。しかし、ケイトのヒーローになる決断が命取りに‥。

🔹コードブルー、死亡確認と死亡宣告

『死』を伝えるとは〜医療者の目線から〜

【This is Us:シーズン2】エピソード15:ファミリーカー

🔹グリーフのDay1を支えるとは

故人の最期(事故死)を知りながら、居心地の悪さを一切感じずに、故人の知られざるエピソードを回想し、ここまで健闘してきた君ならばやれる、と心から信じ、ユーモアを織り交ぜながら寄り添うDr.K。夫婦の最もしんどい時期を知るDr.Kの存在が、レベッカの立ち直りに大いに貢献します。

🔹ファミリーカーとは

車にまつわる思い出の数々。家族旅行、思春期に入って父親から運転を習うこと、好きな音楽をかけあったこと、冠婚葬祭に向かう移動中の密な空間での兄弟喧嘩。今回は、車、というテーマで、家族の発達段階を見ていきましょう。

キーワード:葬儀のしきたり、死生観、木葬、0葬、散骨

【This is Us:シーズン2】エピソード16:ベガスの夜

ケイトとトビーは結婚秒読み。独身最後のバチェラーパーティー・バッチェロレットパーティのため、ラスベガスに集まる兄弟・友人。パートナー抜きの男女別の時間を共にする、義理の兄弟仲も描かれます。義兄弟と親睦を深めたいトビー。断酒と向き合うケビン。デジャを気にするランダル。非日常を楽しみたいベス。どんな夜になるのでしょうか。

🔹結婚記念日って何だろう

毎年お互いを思い遣ったプレゼントやサプライズで結婚記念日を祝ってきたジャックとレベッカ。ロマンチック度合いには日米差がありそうですが、親になっても、年齢を重ねても、少し力を抜く年があったとしても、夫婦関係を丁寧に育てる様子は学びが多いのでは。

🔹虫の知らせ 

関わりのできた里子が実親のもとへ帰ったあと、里子と里親の距離感はどうあるべきか。監護者ではないとはいえ、気になるその後の生活。実母との関係を尊重し距離を取ろうと努めるベス、一方で、雲行きの怪しさを感じ、居ても立っても居られないランダル。デジャは無事に生活できているのでしょうか。

🔹ベスのリフレッシュ

ベスは、ラスベガス行きをとても楽しみにしています。母であること・妻であることとは別の”自分を取り戻す時間”を取っている様子が印象的です。子供達を預けて夫婦で飛行機に乗って旅に出ることが叶っているのは日本ではそこまで一般的ではなく驚きです。リフレッシュの必要性や個としての回復の大切さ、それを主張する権利が描かれていると思いました。

今回もいろいろなテーマが入っていましたが、最後は、日本も、いい大人が遊べる場所、社交場のようなものが充実してほしいな、といった話になりました。 

【おまけ】ラスベガスって‥

What happens in Vegas, stays in Vegas. Wedding capital of the world. 

【This is Us:シーズン2】エピソード17:デジャの物語

このエピソードでは、デジャがどのような環境で育ってきたのか、出産のときから現在まで、その過去が丁寧に描かれます。あの夜、ランダルとベスの家に現れた、あの愛想のないとっつきにくい少女が、どんな道のりを歩んできたのか、その全貌が明かされます。

🔹親になるということは

16歳でデジャを出産した母ショウナ。

精神的に未熟な彼女に、祖母が近くで献身的に寄り添い、見守ります。しかしショウナは、自立には程遠く、相談したり、人生を組み立てたりする力が育っていません。

🔹里子の生存戦略

同じような状況に置かれても、SOSを出さずに「耐える」ことで身を守る子(レイバン)もいれば、デジャのように助けを求める力を持つ子もいます。日米仏の支援の制度、ケースワーカーの役割、システムの限界、母子支援の実情についてなどについて話しました。

🔹未完了な親子関係

ベスとランダルのもとで、子どもらしく笑うデジャを見て、ショウナは「自分は親として失格だった」と感じます。そして率直な話し合いを持たないまま、彼女はデジャを手放す決断をします。

祖母との絵本の読み聞かせの時間の記憶、自分は大切にされていた、という実感が、デジャの心を支えていたのではないか、という考察もしました。大切にされているという実感を感じられることこそが大切で、それが生きる原動力になるのではないでしょうか。

キーワード:

シングルマザー、複合的問題を抱える家族、社会的擁護、貧困とその連鎖、人種・教育格差、依存体質、ネグレクト、児童相談所、親子分離と二次的被害、ヤングケアラー(学校での顔と家庭でのケア役割)、他職種連携、エデュケーター、伴走支援

関連作品・文献

映画「mother」

洋楽Tracy Chapman「Fast Car」

安發 明子 「1人ひとりに届ける福祉が支えるフランスの子どもの育ちと家庭」

絵本”Goodnight Moon” 

【This is Us:シーズン2】エピソード18: ケイトの結婚式

愛する父を失った悲しみに長期間とらわれてきたケイトが過去に一区切りをつけ、前に進む決意を固める結婚式のエピソードで、シーズン2が締めくくられます。妹のため会場準備に奔走するケビンとランダル。ケイトの癇に障らないよう配慮するレベッカ、ミゲール。親族それぞれ亡きジャックの存在感をひしひしと感じています。悲しみを深呼吸で吐き出し、未来を見据えます。

🔹”自己分化を遂げる”というケイトの課題

式で身につける予定だった、父の形見(サムシング・オールド)を忘れたと気づき、動揺するケイト。挙式直前、唐突に骨壷を抱きしめて森へ向かい、亡き父との対話の時間をとります。

結婚とは、生まれた家族から自分で作る家族への切り替えの儀式ともいえます。結婚生活がうまくいくかどうかは、自己分化を遂げているかどうかが重要です。自己理解を深め、感情を言語化をして明瞭なコミュニケーションをすることも重要です。

 

🔹息子を心配する親の気持ち バウンダリー

トビーがケイトの感情の起伏や脆さに付き合っている様子が気にかかると言う両親。トビーは、まっすぐにケイトとの結婚に迷いがないという気持ちを告げます。

🔹ロイヤル・コンフリクト 忠誠葛藤

実母が親権を手放すことをうけ、不安定な気持ちのデジャ。引き裂かれた親子関係を経験しているベスのいとこが寄り添い、どう怒りを乗り越えてきたか思春期の経験を伝えますが‥ 

This is Us:シーズン3 順次掲載します

ではでは。