生活×日常風景
エピソード0
2016年から2022年、毎週火曜日21時、NBCにて6シーズンにわたり放映された米国大ヒットドラマ「This is Us」を素材にして、昨夏から、かぞくについて考えるラジオを開始。
ひろ子先生(家族看護学)・まっつー・シホっぴ(医療的ケア児ママ)の3人でお送りしています。
Tissue Tuesdays(ティッシュ箱なしでは見れない=泣ける、考えさせられる火曜夜ドラ)と呼ばれたこのドラマ。毎話終わるごとに、視聴者間では、家族をテーマに、心につかえているものを語り合った、そういう時間をもつきっかけになったそうです。
配信方法や視聴方法に変化のある今、ネットワークテレビ局ドラマ史上、毎週こんなに楽しみにされたドラマはない、最後の最高傑作、とも言われています。
このドラマが、大ヒットしたのは、まぎれもなく、”かぞくについて考える時間”が必要だったからでしょう。
私たちとこちらのドラマを観ながら、激変していくかぞくのありかたについて、一緒に考えてみませんか。
That was us の米国ポッドキャスト(英語)はこちら。
https://youtube.com/@thatwasus?si=cDWfnkqxpM-8IcAv
NPO法人日本家族関係・人間関係サポート協会のホームページこちら。
https://famirela.com/category/information
エピソード1:誕生日
🔹36歳ってどんな時期?若い?若くない?
人によって、ステージは実に十人十色。
万能感のある”人生の夏”?目標とする先輩がいなくなる時期?子育てが始まり視野が広がる時期?働き方を見直す時期?焦燥感?
🔹初出産。多児育児。そして死産。そのとき医療者は、どう声をかける?
寄り添うって難しい・エピソードを話す・喩えを話す・1人ずつ順番に伝えるか、2人同時に伝えるか・夫婦だけの時間を取ってもらうこと・グリーフしながらの乳児育て
🔹レモネードの原則とは
“when the life gives you lemons, make lemonade”
エフェクチュテーション※の1つ
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-20914.html
エピソード2:BIG3
夫婦の率直なコミュニケーション、できてますか?
🔹日米夫婦間コミュニケーションスタイルの違いはどこから?文化の違いから?対話が成り立つのは人権意識の高さから?
🔹1980sの恋愛結婚カップル(ジャック&レベッカ)と、2010sのパワーカップル(ランダル&ベス)の夫婦間コミュニケーションついての一考察。男女役割分担意識の変化にみる家事育児参加度、男女雇用機会均等法、立会い出産の始まり、ほか。
🔹養子ランダル、悲願の実父との再会
お涙頂戴じゃない描き方にみる、自由意志と自己決定力。際立つ”個”、そして、善意の受け取り上手について。
エピソード3:秘密
🔹ケイトの自己実現
原家族からの自立とは、自己肯定感、あやふやな自分と依存体質、共依存関係、親子関係と分離、ぶつかり合えることは距離を探っていく上で健全、他者介入と自己理解
🔹多児育児と周産期死亡
夫婦での辛さの共有が第一歩、夫婦それぞれのグリーフとそれぞれのタイムライン、罪悪感、セルフヘルプグループと共感的アドバイス、曖昧な喪失の危険
🔹実父との断絶
養子とのボンディング、養親になる覚悟、出自を知る権利、アイデンティティが定まらないことの影響、いのちの始まりに愛があったのか
ベスランダル夫婦のコミュニケーション能力、明るくてサービス精神が旺盛なトビーに垣間見えるもの、一体この人の狙いはなんだろう、などなど語り合いました。
エピソード4:プール
あからさまな差別までいかない”マイクロアグレッション”といえるものを丁寧に描写したシーンが印象的な、人種がメインテーマの回でした。マイノリティとして白人コミュニティの中で育ったランダルの所属意識や出自に関する苦悩は大人になっても続きます。
🔹レベッカの苦悩
子育てに口出しされて苦しむレベッカ。誰にも何も言わせたくない・低評価されたくない・いい母でありたい心理。社会が育てるということとは。子供のニーズに応じるとは。人種の異なる養子をとった養親の苦悩を見ていきます。
🔹ジャックの子育て
子供それぞれの気持ちを受け止める技術が優れているジャック。日常的なアファメーションの言葉がけ、たくさんの学びがありました。子供の人権とは。
🔹プラスサイズのケイトが受けたいじめ
自己理解と相対化。排他主義。その時どうする?加害者を糾弾するvs新しい価値観を見つける。主体的に境界線を引く、とは。
エピソード5:スーパーボウル
今回は、しほっぴの米国スーパーボウルについての説明もあります。最後までお楽しみください。
🔹子供を持つことの意思決定
原家族の親子関係が影響する?強固なパートナーシップ(横)があるかどうか、子供を持つことは幸せか?犠牲と引き換えか?motherhood penalty 、家父長制、予期せぬ妊娠とライフプラン
🔹生と死
ノンバーバルなグリーフワーク、亡くなった人の再配置、もういないけどいる、脈々と続く命、子供に死を説明することはタブーか
🔹スーパーボウル
スポーツ観戦にみる家族、インナーチャイルドと癒し、亡父を偲ぶ儀式
エピソード6:レッスン
似た課題をもつもの同士、エンパワメントしあえるといいですよね。人を助けるのは人。ケアをするとは、されるとは。
🔹ケビンのグリーフ
ネガティブな感情に蓋をして生きるケビン。
男性のグリーフケアって?
気持ち面を発することって難しい?孤立・孤独は依存症につながる?
“きょういく(今日行くところ)”と”きょうよう(今日の用事)”があるといい?
🔹ランダルと兄弟葛藤
ギフティッドと分かったら?個性を伸ばす・可能性を広げる選択?兄弟それぞれに合う進路選択とは?兄弟間のわだかまりとその解消。養育のための学費や時間の捻出と親の自己実現。
🔹ケイトと母親葛藤
娘とは?厳しく批判的になってしまうもの?
エピソード7:世界一の洗濯機
今回のテーマは、ずばり、カイン・コンプレックス=兄弟葛藤、です。
🔹男児兄弟同士のケビンとランダルのライバル関係について見ていきます。親の愛を巡る葛藤の相手、宿敵として歩んできた2人ですが、社会的地位も築いて十分に大人になったといえる今も葛藤が続いています。ついに、葛藤の解消の兆しが見えてきて…。
キーワード:役割バウンダリーの侵害、見守る技術、兄弟葛藤と子育て
🔹思春期の子供を育てる夫婦のダイナミクスについても見ていきました。子育てに加えて、社会的に担う役割が増えていくにつれて起きた夫婦のズレ・溝(パラレルリビング)とその解消について考えます。
キーワード:20秒のハグ、あるいは6秒のキス?
🔹最後に、タイトルになっている”洗濯機”が象徴するものについて、考えていきました。
ラジオで言い忘れたこぼれ話
→NYCの兄弟乱闘のシーンの最後、サタデーナイトライブのコメディアン、セス・マイヤーズがゲスト出演していて話題になりました。気になる人はチェックしてみてくださいね。
エピソード8:感謝祭
収穫感謝祭当日、レベッカの実家に向かう道中、車が故障してしまったピアソン一家。この年から、帰省するのは、もうやめることにして、新しい家族の儀式を開始します。
🔹母娘関係と帰省ストレス、原家族との決別
実家に帰ることが心理的な負担になっているレベッカ。帰省(お盆、正月)への苦手意識について考えます。キーワード:バウンダリーをこえたプライベートな質問、価値観の押し付け、プレッシャー、役割期待
🔹曖昧さを許さないコミュニケーション
出自に関する秘密がランダルの目に触れた今年。秘密を家族が抱えた時、それぞれがどう対応するか、見ていきます。知る権利とは、道徳観について、赦し、とは。
🔹ケイトの自己決定
飛行機で生きるか死ぬかの危機(乱気流)に巻き込まれたケイトは、課題解決に向けて、手術を選択しようと心に決めます。自分を大切にし、依存から脱却することについて考えます。
こぼれ話
今回、ピアソン一家がドライブ中に歌っていた挿入歌は、こちらでした。
You can call me Al by Paul Simon
エピソード9:旅行
36年間母に抱え込まれた秘密が明かされた今、ランダルは怒りに震えます。それでも、献身的に育ててくれた母です。頑なに隠し続けた母を、糾弾しようとするランダルですが、亡き父との対話を通して、母親の苦しみにも心を寄せます。
若き日のジャックは、自分を理解する手掛かりになるから実父を探してあげるべきではないか、という提案をします。しかし、レベッカは、I can’t lose my son.失うことはできない、と、実父を探索することを断固否定し、We need to be enough for him.自分たちが十分な環境を与えられるように努めようと言います。
これは、レベッカのエゴだったのでしょうか。母親のコントロール欲求なのでしょうか。
ランダルは、Am I unwanted? Am I supposed to be “grateful”?僕が養子に取られたのは亡子の代わりだったのか、と思う度に自己存在が揺らいでしまうし、拾われたことに感謝をするべきで、さもなければ見捨てられるようにさえ感じたから、完璧主義な性格が育まれたんだと振り返ります。
子供の頃の思い出が詰まった別荘に来ているランダル。子供の時の思い出は全て嘘だと、失われた返ってこない時間を嘆き、母にもこの痛みを知ってほしいと苦しみます。
亡き父ジャックは、トランス状態のランダルに、Look through it.レベッカが苦しみながらも家族を守ってきた様子を俯瞰して見てみるよう促します。
最後に、ランダルは、夫に相談することもできずに、必死で育ててくれた母を労う言葉をかけます。1人で秘密を抱えて生きてきたことはIncredibly lonely さぞ寂しかっただろうね、と。レベッカはそれを聞いて泣き崩れます。
エピソード10:クリスマス
今回は、幸せの象徴ともいえるクリスマス時期の家族の様子を見ていきます。人生の残りの時間の有限さを意識して、大切な人のそばで過ごすことの優先を上げて行動する様子や、思いがけないきっかけ(体調悪化など)で、幸せな時間の儚さを思い知る様子などが描かれています。
🔹クリスマスの意味合いとは?
米国でのクリスマスは、どんな意味合いがあるでしょうか。宗教的な意味合いはもちろん、慣習、文化を大切にしながら、家族の繋がり、絆を確認している様子が見られます。お付き合い中の人を親族の集まりに呼ぶことを違和感なく受け入れる様子などをみるに、米国では、近しい友人までを大切にして、家族を広義に捉えていそうです。
🔹自殺とゲートキーパー
仕事上の大きな失敗、妻との関係悪化から、死を選ぼうと思い詰める同僚に、「赦される時は来るから」と、ランダルは説得を続け、無事に、アンディは、高層階の端から離れます。
🔹性にとらわれない人と人の愛情
残り少ない時間を一緒に過ごそうと出会い直しをするパートナーを見ていきます。実子の家族を見つけて、揺らいだ2人の関係が、また穏やかに戻っていきます。
🔹娘が肥満になったのは母親のせいなのか
パレンティング、子育ては、その時々のベストを尽くしているはずですが、自分が、言いすぎたのか、あるいは、十分に言わなかったのか、成人させてなお、苦悶する母親を見ていきます。
今回は、ケイトの盲腸、トビーの心臓発作、Dr.Kの手術、アンディの自殺未遂など、医療シーンがたくさんありました。無事に生還したそれぞれは、これからも人間関係・家族関係に支えられながら、生きる時間が続きます。
エピソード11:戸惑い
今回は、the right thing to do isn’t always what you want不本意ながらも、人生では乗り越えなくてはならないこと、やるべきことがあるね、というテーマで見ていきます。
🔹金銭的余裕のない若い夫婦の想定外の3つ子の妊娠
不本意だけれど、レベッカは馬の合わない実母と実家で暮らす案を検討し、泣き崩れます。それを見たジャックは、面前DVをされて反面教師にしてきた父に頭を下げてお金を借ります。
キーワーズ
ネスティング、ゴットマンの愛情地図(パートナーに関する情報の質と満足度)、性的役割分業意識、実家とのバウンダリー、パートナーとその実家との関係について理解しているかどうか、家族として歩みはじめる岐路、高倉健、めぞん一刻
🔹命の危機に瀕すると
トビーは苦手を克服して、愛する人のため、本当はやりたくない心臓手術を決断します。
キーワード 躁的防衛
🔹ランダルの死生観
実父ウィリアムと同性パートナーのジェシーとの関係に戸惑うランダル。夫を愛するベスは冷静に俯瞰で目配りをしています。
キーワード アイデンティティ形成、同性カップルと終末期
エピソード12:小さな奇跡
このドラマが開始した頃に話題となった予告編。その予告編にもあった3つ子誕生の日が、Ep12では、詳細に描かれます。出産の日に何があったのでしょうか。見事な脚本で小さな奇跡が連続(人間関係が交錯)する様子が描かれています。
🔹男性の長期化する悲嘆のプロセス
Dr.Kが連れ添った妻を亡くして以来、遺品に触らず、グリーフの中にいる様子と、ピアソン一家との出会いをきっかけに変化していく様子が描かれています。キーワード:役割があることの重要性、ケアの循環
🔹家族計画が崩れた時の関係の修復
子供に恵まれなかった時など、家族としてのクライシスを迎えた時、2人は再びやり直せるのでしょうか。生後まもないランダルを助けた消防士にも”ストーリー”があることを見ていきます。
🔹妊娠期間のレベッカ
妊娠期間に母子で会話を通してボンディングする様子や、妊娠期間の体調の変化が、演技とは思えないほど違和感なく描かれています。ジャックの誕生日を忘れてしまったことに気がついたレベッカは大慌てで誕生日ケーキを作ろうと奔走します。
キーワード 妊婦への寄り添い方、献身なサポートとその後の夫婦関係の満足度への影響、愛は行動?
エピソード13:愛の告白
止めることも巻き戻すこともできない時間。最後は、今を大切に、なんて話も出ました。
🔹思春期のおとずれ
子供達の10歳の誕生日。子供達はあっという間に成長し、思春期にさしかかっています。ジャックとレベッカは、乳幼児期は過ぎ去ってしまったことを実感します。ジャックは、また赤ちゃんを作るか、あるいは犬を飼うことを真剣に提案するほど。どの家族にも訪れる、この時期を見ていきます。
キーワード
曖昧な喪失、対象喪失、親離れ子離れ
🔹ウィリアムの”キモブースト”
化学療法を中止して、悪心がなくなり、陽気なウィリアム。残された時間を目一杯楽しもうと、息子を外に連れ出します。自分の仕事などの優先順位を差し置いて、家族にとことん時間を割くランダルの様子を見ます。
キーワード
抗がん剤治療、完璧主義、利他精神
🔹ケビンの告白
ケビンは、トビーのアドバイスを受けて、元妻を訪れます。愛の告白をしにきたのです。元妻と何があったのでしょうか。心は取り戻せるのでしょうか。
キーワード
関係依存、サービス精神、注目行動、孤独への耐性、心の隙間
エピソード14:忍び寄る不安
🔹近しい親友夫妻の離婚とその影響
僕達は大丈夫?
米国の結婚は愛情契約であり、米国の離婚は破綻主義。愛情は、言葉や行動で表現し続けるもの?一方で、日本の離婚は有責主義。今回は日米の結婚観の違いについて主に見ていきました。
🔹メモリーボックス
心の準備は生前から?義父との残された時間があるうちから、積極的に行動することが大切だと考えるベスと、戸惑うランダルを見ていきます。
🔹自分を受け入れたら楽になるよ
第三者の言葉にふと考えさせられる、という経験は誰にもあります。ケイトの減量はどうなっていくのでしょうか。
今回出てきた印象的な英語表現をご紹介。
🔹What is your love language?
あなたが大切に思っているのは次のどれ?なんていう会話もパートナーとできるといいかもしれません。ベテラン結婚カウンセラーのゲーリー・チャップマンさんの5 love languagesがこちらです。
①肯定的な言葉words of affirmation
②2人の時間quality time
③贈り物receiving gifts
④助ける・気遣いacts of service
⑤スキンシップphysical touch)
🔹I call marriage
2人の関係が1番!(今優先するべきことは2人の関係である、他のことの優先を下げてでも健全な結婚関係を守りたい)すきま風が2人の関係を揺るがすことがないように大切にするベスの言葉です。
🔹I overstepped
行きすぎたことを言った、と謝る場面で出てきました。バウンダリーの意識があることがわかります。
キーワード:緩和ケア、ACP
エピソード15:ジャックの息子
ひろ子先生は、この回を中年期の結婚生活に関する回といい、シホっぴは、メンタルヘルスの回といいました。まっつーさんは男性の家事育児参画がポイントだと。性的役割分業意識の話で盛り上がりました。
🔹母親が再び社会に出るとは?
名もなき家事、shadow work(報酬のない仕事)、性的役割分業意識、中年期の結婚生活って?役割を失いたくない女性も?
🔹思春期の子供の自立とは?
親の役割・支配・監督はどこまで?夫婦として何をどう伝えるのか?例えば子供が不安発作をしたら?化粧が濃くなっていくなら?彼女ができたなら?
🔹嫉妬(ジェラシー)とは?親密さとは?
恋に落ちるアーサーアーロン36個の質問
エピソード16:メンフィス
ウィリアムを乗せて、ランダルは最初で最後の親子水入らずの”soul trip”をします。地図もいらない、心が目指す場所はメンフィス。ウィリアムは、終焉を間も無く迎えることを理解しているようです。やっておきたかったことをやり尽くした上で、旅先で命を終えました。
母から愛されたこと、真面目に生きてきたこと、悪い選択をして道を踏み外してしまったこと、晩年は多くの人に慕われたこと、などウィリアムの人生が描かれた印象的な回です。親戚に出会えて喜びを爆発させるランダルも印象的でした。
自分の人生に価値や意味はあったのか。若き日の自分と出会い直し、物語を編み直し、納得して人は亡くなりたいものだそうです。
キーワード:
映画「最高の人生の見つけ方」、バケットリスト、ACP(Advanced Care Planning)、death bed regrets(死に際の後悔)、故郷、帰宅願望、余命宣告とその受容、呼吸器や酸素を携帯しての旅
エピソード17:完璧な1日
故人から受け継いだものは何でしょう。後世に繋いでいくものは何でしょう。ウィリアムの死はランダルと家族にどんな影響を与えているのでしょう。家族の今を見ていきます。
🔹告別式
秩序と遊び心が調和したそんな暮らしをしていた故人を讃えるべく、ウィリアムの朝のルーチンを模した告別式を孫達が仕切ります。ベスは主たるケアギバーとして故人と過ごした大切な時間について話します。ランダルは、ウィリアムの生き方に触れ、金融業界を離れます。
🔹亡くなり方とグリーフ
ケイトは、父ジャックの死のグリーフが終わっていません。レベッカの晩年は表情に影があります。告別式に参加し、パンドラの箱を開けたかのように、感情があふれます。亡くなり方とグリーフはどんな関係があるのでしょうか。
キーワード:「虎と翼」、戦地での死、曖昧な喪失、洋書“Dad, I want to hear your story”、未亡人、自死遺族とグリーフ、隣人に話しかける余裕、感情を出すということ、アダルトチルドレン
エピソード18:幸運の女神
シーズンの最終回、ジャックの飲酒運転にハラハラしながら始まりました。ほっとしたのも束の間、夫婦喧嘩が始まります。言い放たれた2人それぞれの本音。これから家族はどうなってしまうのでしょうか。
🔹取り返しのつかない喧嘩
レベッカは歌い手としてのキャリアを始める機会を掴むべく、バンド参加に真剣そのものですが、バンドメンバーと恋仲に進展してしまうのではと勘繰るジャックは気が気ではありません。誤解を発端として喧嘩が始まります。
🔹独身者が結婚を意識する時
生計を立てられずにいるジャックは実父に詰られ、心のままに夢を追うレベッカは非現実的だと友人に諭されます。行き詰まっていた2人は偶然に引き寄せられ…。
キーワード:
子育て後の再出発、家族の個人化、夫は妻の活躍・キャリアを応援できるか、良い母崇拝、母子密着、教育虐待、パッシブアグレッシブ、NVC(非暴力コミュニケーション)、ポリヴェーガル理論、卒婚、標準世帯、家族構成の多様化
ではでは。